【ミラノデザインウィーク2023】ルイ・ヴィトンと著名デザイナーによる革新的な作品たち「オブジェ・ノマド コレクション」

毎年イタリア・ミラノで開催される世界最大規模の家具見本市ミラノサローネ。第61回となる今回は、新型コロナウイルスの流行以降、4年ぶりとなる4月開催となり、予想をはるかに上回る307,000人以上の来場者を記録しました。ラグジュアリーブランド「ルイ・ヴィトン」では著名なデザイナーによるオブジェや家具約60点から構成される「オブジェ・ノマド コレクション」の新作に加え、マーク・ニューソンがトランクに新解釈を加えたディスプレーケースの「キャビネット・オブ・キュリオシティーズ by マーク・ニューソン」も披露されました。

著名なデザイナーたちが旅の概念を独自の創造力で解釈


2012年の誕生以来、ルイ・ヴィトンでは世界中から著名なデザイナーを迎え、クリエイティブで機能性に優れた革新的なデザインの家具やオブジェを「オブジェ・ノマド コレクション」にて具現化してきました。

今年は11点の新作が登場。

スイスのデザインデュオであるアトリエ・オイや英ロンドンを拠点に活動するロウ・エッジス、オランダ人デザイナーのマルセル・ワンダース、ブラジルのカンパーナ、イタリアからアトリエ・ビアゲッティやザネラート / ポルトット、そして、スタジオ ルイ・ヴィトンがデザインした作品が展示されました。

ハンモックから折り畳みスツール、アームチェア、ルームディバイダーに至るまで、限定アイテムの1つ1つがレザーの限界を超越し、複雑なクラフツマンシップと創造的な革新を伴ってメゾンのこだわりを体現しています。

不思議な形状の建築的パビリオン

ルイ・ヴィトンが取り組んでいるノマディックな建築的なインスタレーションでは、フランス人建築家マルク・フォルヌによるパビリオンが登場。

好奇心をそそる魅惑的な構造の同パビリオンでは、一連のスペシャル・イベントが開催され、多くの来場者で賑わいました。

マーク・ニューソンによるトランクを再構築した最新作も初展示

またメゾンは、国際的に著名なオーストラリア人デザイナー マーク・ ニューソンがルイ・ヴィトンのクラシカルなトランクをエレガントに再構築した最新作 「キャビネット・オブ・キュリオシティーズ by マーク・ニューソン」 も初披露しました。

こちらは、メゾンの伝統とサヴォアフェール(匠の技)、そしてデザイナーの洗練されたスタイルとディテールへの熟練した眼識を物語る、持ち運び可能なディスプレイケースです。

ニューソンは、モノグラムで覆われたハードな外装の中に、レザーで覆われた 3 サイズ に分かれた 19 個のキューブ(その中の一部は貴重品を収めることができる秘密のコンパートメント付き)を配置。

本やアート作品、旅の記念品など細々としたアイテムを収納するための完璧なショーケースとして使用できるようになっています。

取外し可能なキューブ は、トランクの中で1000 通りを超える方法で並び替えることができ、無限とも言えるパーソナライズが可能。カラーは、ヌメ革、ヴィヴィッドなイエロー、そしてレッド、グリーン、ブルーの印象的なトリコロールの 3 種類を展開しています。

クラフツマンシップと共に時代のクリエーションを追求する

1854年の創業以来、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けるルイ·ヴィトン。クリエイティブでありながらエレガントで実用的といった、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継ぎながら、その時々に活躍するクリエイターと共に、新たな製品を次々と提案しています。クラフトマンシップにこだわった、ジャンルにとらわれない自由なものづくりは、これからも多くの人の心を惹きつけるはずです。

URL : ルイ·ヴィトン公式サイト