世界一有名なガソリンスタンド！？アルネ・ヤコブセンが手掛けた「テキサコ・サービス・ステーション」

デンマークに生まれたアルネ・ヤコブセンは、デンマークの有名な建築家でありデザイナーです。デンマーク、ドイツ、英国に数多く建物を残しており、有名な建築として、デンマーク国立銀行（1971）、SASロイヤルホテル（1960）、オックスフォードのセント・キャサリン・カレッジ（1963）などが挙げられます。そんなヤコブセンがデザインしたモダンなガソリンスタンドが、デンマークにあります。

アルネ・ヤコブセンらしいモダンで北欧デザインのガソリンスタンド

ヤコブンセン設計のガソリンスタンド「テキサコ・サービス・ステーション」。こちらは1930年代にヤコブセンが手掛けたリゾート計画の一部で、世界一有名なガソリンスタンドと言われています。

リゾート計画はビーチの整備から始めた大規模なリゾート開発で、「ベルビュービーチ」、「ベラヴィスタ集合住宅」、「ベルビューシアター」に海水浴場の監視塔やレストランなど様々な建築を手掛けました。テキサコ・サービス・ステーションはベラヴィスタ集合住宅から海岸沿い約15分ほど歩いたところにあります。白を基調とした全体的にシンプルなデザインですが、アントチェアを思わせる特徴的な丸い屋根が特徴的な、70年以上前に設計されたとは思えないモダンなデザインの建築です。