もっちりとしたライスヌードルとたっぷりの具材が美味しいタイの焼きそば「パッタイ」
タイの屋台などによくある米粉麺の焼きそば「パッタイ」。タイ料理屋さんに入るとついオーダーしてしまう方も多いのではないでしょうか。大好きな味をおうちでも食べてみたい、と自分で作ってみると、麺がべちゃっとしたり味がぼやけてしまったりと、焼きそばといえども意外に美味しくできないのが悩みです。今回はポイントを抑えるだけで、手軽に手に入る食材で美味しくできる「パッタイ」のレシピをご紹介します。一度コツを覚えてしまえば、材料を揃えるだけで本格的なパッタイをいつでも楽しむことができますよ。
パッタイとは
パッタイはセンレックと呼ばれる2〜4ミリほどの米粉でできた細麺を炒めたタイ風の焼きそば。エビやもやし、ニラ、卵、干しエビ、厚揚げを加えて、ナンプラー、パームシュガーなどで味付けをし、仕上げに砕いたピーナッツやパクチーを散らして、ライムの果汁をしぼりかけます。パッタイはタイ料理に多くみられる特有の辛さがなく、食べやすいことからも外国人観光客にも大人気のタイ料理のひとつです。鉄板で焼かれた香ばしさと野菜のシャキシャキ感、もっちりとした食感の平打ち麺が美味しい一品です。
レシピ(2人分)
・センレック(2〜4mm幅) 150g
・えび 8〜10尾
・片栗粉 大さじ2
・干しエビ 15g
・厚揚げ 1/2枚
・たくあん 40g
・にら 1/2束
・もやし(ひげ根をとる) 1/2袋
・溶き卵 2個分
・ピーナッツ 適量
【A】
・酒 大さじ2
・ナンプラー 大さじ2
・きび糖 小さじ1
・ごま油 大さじ1
1.干しエビはぬるま湯大さじ4に約20分つけて戻し、荒く刻む。戻し汁はとっておく。
2.えびは尾を残して殻をむき、背ワタをとる。片栗粉をふってもみ洗いし、キッチンペーパーで水気を拭く。
3.厚揚げは1.5cm角に切り、たくあんは粗みじん切りにする。にらは3cm長さに切る。
4.フライパンにごま油大さじ1/2を中火で熱し、溶き卵を流し入れてかき混ぜながら熱し、半熟卵になったら取り出す。
5.センレックはさっと洗ってバットなどに入れ、ぬるま湯に30分ほど浸して硬めに戻し、水気を切る。
6.4のフライパンに残りのごま油、1と戻し汁、3の厚揚げとたくあん、2、Aを入れてさっと炒める。
7.5を加えて(b)をほぐし、ふたをして約3分蒸し炒めをし、もやし、3のにら、4を加えさっと炒め合わせる。
8.7をさらに盛り付け、ピーナッツを砕いてふりかける。
ポイント
●米麺「センレック」は、水ではなくぬるま湯で戻すのがおすすめ。生麺のようなもっちりとしたコシが出ます。
●味に奥行きを与え食感のアクセントとして欠かせない食材が、たくあんと厚揚げ。手軽なのに本格的な仕上がりになるので省かずに入れましょう。
もちもちしたセンレックに絡む旨みとクリスピーなナッツの食感が楽しい一皿
旨みのある食材が一皿に集まって、文句なしの美味しさに。しっかりとした味付けなので、休日のランチにも、お酒のお供にも相性ぴったりの一品です。