小屋暮らしが体験できるタイニーハウスに泊まるホステル「Tinys Yokohama Hinodecho」

在宅ワークが浸透し、オフィスの在り方が見直されつつある今日。自宅の作業スペースとして、ちょっとしたミーティングルームとして、最近注目を集めているのが”タイニーハウス”をご存知でしょうか。

なかでも車輪がついていて自動車で牽引できる住居、いわゆるトレーラーハウスは動産であり、土地建物（不動産）と比べるとメリットが多く挙げられます。まず工期が短く、コストは安くなります。さらに固定資産税や自動車税もかからない（駆動装置を持たないため）うえ、いつでも動かすことができ、通常は建物を建てられない場所にも設置可能なんです。そんなタイニーハウスに泊まれるホステルが横浜・日の出町にあります。気軽に泊まって、その楽しさ、利便性を体感してみるのはいかがでしょうか。

SUPもクラフトビールも楽しめる複合施設「Tinys Yokohama Hinodecho」

「Tinys Yokohama Hinodecho（タイニーズ・横浜日ノ出町）」は、タイニーハウスの企画開発、遊休不動産と可動産の活用・施設運営等を手がけるYADOKARIが、日ノ出町エリアの魅力向上・活性化のため京急電鉄と連携をし、高架下でタイニーハウスを活用し展開する複合施設。

全5棟の車輪付きタイニーハウスから構成され、宿泊機能を持つ”Tinys Hostel”、オリジナルのハンバーガーやクラフトビールが楽しめる”Living Hub”、水上アクティビティ拠点である”Paddlers＋”の3つのスペースを持ちます。

3棟全てコンセプトとインテリアが異なる！Tinys Hostel

”Tinys Hostel”はタイヤのついたシャーシの上に20フィートコンテナを載せた、いわゆるトレーラーハウス。電気や水道などのインフラはワンタッチで取り外しができ、公道を走ることができます。

一棟貸しタイプと男女別のドミトリータイプの3棟があり、それぞれ「DISCOVERY」「WONDER」「SILENCE」の名前を持ち、全てコンセプトとインテリアが異なります。

トイレやバスルームなどもコンパクトにまとめられていて機能的。

綺麗なのでドミトリータイプの宿が初めての人にも最適です。

各部屋の設備は、4つのベッド、トイレ、シャワーブース、シンク、2脚の椅子とテーブルのみ。ベッド下に鍵つきの貴重品入れも備わりセキュリティも万全です。

価格はドミトリー3600円〜、4人まで泊まれる1棟貸切18000円〜とリーズナブル。家族や友人はもちろん、初めて出会った仲間とも、ちいさな暮らしを体験できます。

様々なイベントの他、オリジナルのハンバーガーも楽しめるTinys Living Hub

”Tinys Living Hub”は、施設の中心にあるカフェ＆バーラウンジ。まちに開かれたコミュニケーションスペースとして、宿泊者に限らず地元住民や横浜近辺に遊びに来た観光客など、誰でも利用可能。食事スペースのみならず、トークセッションやワークショップ、マルシェなど様々なイベントの会場としても機能しており、まさに人とまち、アイディアを繋ぐ場所として活用されています。

過去には「横浜・日ノ出町を面白がる会夜の路地歩き編」が開催され、これから日ノ出町エリアの街がこうだったらいい、こんな街にしたいというアイディアを参加者それぞれが出し合い、考え合う場になったのだそう。まちを活性化させる中心地として、今後も多くの人々に愛されるランドマークとなりそうです。