スキップフロアで複数の空間をつなげる「casa skip(カーサ・スキップ)」
従来の住宅は例えば2階建てであれば、1階はリビングとキッチン、2階は寝室と子供部屋などがオーソドックスな間取りだが、「casa skip(カーサ・スキップ)」はその常識を打ち破る設計を提案する。一般的な建て方で生まれる無駄な空間を利用することによって、面積に比例しない部屋数を提供、特殊な建築方法で広々とした室内を実現することができるのだ。
広さを体感することができる建築方法
カーサ・スキップ、というポップでおしゃれな名が付けられたcasa skip は、半階分ずつ高さを交互にずらすスキップフロアという建築方法を用いた住宅だ。この方法では、各フロアに生じる高さの差が広さを生み出し、従来の設計よりも多くの間取りを確保することが可能となる。したがって、ガレージやスタジオ、小さな子供がいる家庭では秘密基地のような遊び場など、個人の部屋以外の空間を作ることができるのだ。また、スキップフロアは目で見て体感することができる部屋の広さをも実現、開放感があり窮屈さも感じさせない。
家族の存在を感じながら暮らせる家
なお、casa skip は複数の部屋をつなげることができるが、本来あるはずの扉や壁などの間仕切りが存在しないため、誰がどこにいるかの把握をすることが可能となっている。交互にずらして作られた各部屋の誰かの笑い声や、料理を作る音や匂いなど、人がそこにいる存在感を感じながら暮らすことができるのだ。また、casa skip は誰かの存在を感じながらも、何をしているのかは見えない絶妙な設計がされているため、プライバシーもきちんと守られるという、安心感も提供する住宅なのである。
安全な住まいをずっと、長く
さらに、casa skip は、省エネや耐震、劣化対策なども優れているため、長期に渡って安心した住まいとなっている。また、生産体制を一貫することにより低コストで品質が高く、デザイン性の良い住宅を実現することに成功した住宅でもある。部屋数の豊富さやデザイン性だけでは安心・安全の暮らしは約束されないが、casa skip はそれらに安全性をプラスして快適な暮らしを住む人に与えているのだ。ちなみに外観デザインのラインナップは2つ、三角屋根と真四角の積み木のパーツのようなシンプルなデザインとなっており、それぞれの特性を活かした設計が可能である。
自由に未来を思い描いてみよう
人が暮らすにあたって、快適な住まいを提供する「casa skip(カーサ・スキップ)」は、スキップフロアというその一風変わった技法で様々な将来設計を描くことができる住宅だ。ここは知人を呼んで賑やかにすごす部屋、この部屋は趣味に没頭できる場所など、その用途は自由自在である。また、子供が独立した後はどんな部屋にしようか、等の夢を膨らませてくれる未来性のある住宅、それが「casa skip(カーサ・スキップ)」なのだ。