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韓国・ソウルにある世界的な3組の建築家による「サムスン美術館 Leeum」。

韓国のソウルには、レム・コールハースやジャン・ヌーベル、マリオ・ボッタの世界的な3組の建築家によってデザインされた美術館がある。それが、韓国が世界に誇るグローバル企業サムスングループが運営する「サムスン美術館 Leeum」である。

3つの棟が地下でつながるユニークな美術館

サムスン美術館 Leeum は、3組のスターアーキテクトによってデザインされたとは言っても、それぞれ異なる棟を一つの建築のようにデザインしていて、それを地下でつなげているユニークな美術館である。

レム・コールハース棟の正面がエントランスへのアプローチ。

エントランスを入るとトップライトから光が漏れるレセプションのスペースがあり、チケット売り場やクローク、カフェなどが集まっている。ここでチケットを買って各棟にアプローチする。

螺旋状の階段が特徴的なマリオ・ボッタ棟

レセプションスペースの真上に当たるのが、このマリオ・ボッタ棟。

逆円錐状のヴォリュームにレンガのマテリアルが施されたファサードが、やはり韓国的ではなくヨーロッパ的な感覚だ。

マリオ・ボッタ棟は、中央がヴォイドになっている螺旋状の階段が特徴的だ。この螺旋状の階段とは別に四角い展示空間があり、韓国国内の美術や国宝、宝物を展示している。

フレキシブルな空間を有するレム・コールハース棟

水平連続窓やピロティがあり、どこかル・コルビュジエのサヴォア邸を思わせるファサードの建築は、レム・コールハース棟。ル・コルビュジエをオマージュにとして使うところが、いかにもコールハースと言ったところだろう。

内部はフレキシブルな空間になっていて、主に企画展に利用される。カーテンウォールになっている天井が高い1階の中には、入れ子のようにまたヴォリュームがある。

庭とつながる内部空間がおもしろいジャン・ヌーベル棟

ジャン・ヌーベル棟は半分地下に埋まるように建っていて、ドライエリアのような庭とところどころで一体的に見えるように設計されている。これにより美術館という緊張感の高い空間の中に、視線の抜けを作りその緊張を和らげている。

 

この「サムスン美術館 Leeum」は、レム・コールハースやジャン・ヌーベル、マリオ・ボッタと3組のスターアーキテクトの建築を一度に楽しむことができる美術館である。展示している作品も韓国の古典的な美術品からモダンアート、コンテンポラリーアートと多種多様であり、建築やアートを心置き無く楽しめるユニークな施設だ。

サムスン美術館 Leeum

開館時間:10:30~18:00
休館日:月曜日
電話:+82 2-2014-6901
URL : http://leeum.samsungfoundation.org/html_jpn/global/main.asp
住所:60-16 Itaewon-ro 55-gil, Hannam-dong, Yongsan-gu, Seoul, South Korea

#casa 編集部

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