吹き抜けによる圧迫感のない空間の使い方がとても印象的な「casa cube」の美容室。

「これは家なのか?」

家というと「?」が頭に浮かぶ建物。それがcasa cubeです。

その言葉の意味するのもは「いろんな用途に使える建物」という意味を含んでいます。

「ノコス・ノコル」というそれ用途のために作って、その用途が終わるとくずされるのは何か違う、「作ったものを簡単に壊したくない」という想いから考えられた家、casa cube。

そんなcasa cubeを〝家以外の用途″、美容室としてcasa cubeを建てた方にお話を伺いました。

前回紹介した記事もご覧下さい。

人を紹介したくなる、サロン空間。

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ーcasa cubeを美容室として建て、お客さまからの反響や反応はいかがですか?

「これどこで建てたもの?」「これどこの家?」と聞かれることが多いです。今まで、大きいい店舗も建ててきましたが「どこの?」って聞かれたことないんですよ。うちは美容室なので、美容についての質問はありますが、建物の質問はcasa cubeを建ててからですね。

 

ーお客さんの印象・反応はいかがでしょうか?

お客様に空間を褒めていただくことが多いので、どこが良いのか、以前訪ねたことがありました。そうすると「リラックスできる」、「自分の家や友達の家に来た感じ」という答えが多かったんです。リラックスできる落ち着く場所とか、個室化しているというのが今の人が求めてるニーズな気がします。美容室でありながら〝癒し″の空間でもあるんでしょうね。なので好印象で返っていただけてますし、「いいね、これ。人を紹介したくなる。」といって頂けますし、他のサロンとの差別化もはかれ集客につながっています。

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今までの、美容室にはないものがある。感動させる場所。

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こちらの美容室は入り口のRの部分から入り、カットブースに吹き抜けを利用し、圧迫感のない空間の使い方がとても印象な美容室。casa cubeの特徴をふんだんに取り入れた作りをしている。

 

ー開放感があって、心地よい内装ですね。

36坪の土地を利用しているのですが「外より中に入るほうが広く感じる。」「本当に36坪?」と言われます。二階に上がったスパルームのプロジェクターも好評ですし、なにより開放的なバルコニーが「スパやって、コーヒーのめて最高!完璧にリラックスできる空間。」とお客様にお褒めの言葉を頂いております。

 

ー通常の美容室にはないオプションが随所に見られますが。

「いろんな用途に使える建物」というコンセプトを体現させてもらってます。使用していて思うことですが、アレンジ次第で様々な用途にほんと使えるなと思います。もちろん、住居として、ご夫婦2人美容師・お子さん1人の家族構成であれば、店舗+住居としても十分利用が可能だと思います。一階がサロン、二階が住居といった住居兼サロンを建てたいという方にも興味をもっていただける建物だと思いますよ。

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ライフワークを「楽しい」ものにするcasa cube。

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ー先ほどの話に引き続きますが、確かにテナント料と住宅ローンを払ったら大変ですね。

そうなんです。一番怖いのは、住居の家賃は上がる、エアコンなどの店舗の設備メンテナンスや修繕をしなければいけない。その両方でそのお金の負担が降りかかってくるのが一番こわいですね。25〜30万の高いテナント料払いながら、自宅の家賃を払うことを考えたら、一つの箱をつくって、自分のイメージを訴えて、カラーを打ち出すほうがこれからの時代にはあってる。「かっこいいね!」「こんなところに自分お店持ったの?」と、テナントでやってるのとは気分が違うし、モチベーションも上がります。これからは箱の時代だと思います。

それに今は30代半ば位になると組織に残らず、独立するケースが多く見られます。大きいサロンを作ってもスタッフが少ない。であれば、小さいスペースに店舗を建てて、個人経営するとか、賃貸でスタッフに貸すとか、小さい形のスモールビジネスの方がこれからは大きなマーケットになるとおもいます。

 

ー確かに。家賃のために働くのは本末転倒な気がしますね。

そうなんです。今は「楽しく美容を仕事にしたい。楽しく人生を過ごしたい。」と思う人が大半です。美容を通してライフワークを楽しいものにしたい。お金儲け以上に求めているものは「楽しさ」なんです。

あと、店舗をcasa cubeにしてからスタッフの表情も明るい。「なんで、楽しそうなの?」と聞くと「だって、お客さま沢山くるじゃないですか!」と。これは嬉しい言葉です。集客にフォーカスするわけではなく〝居心地の良い空間″〝他とは違う美容室″に焦点を当てたら、自然とお客さまでに気に行っていただけるお店になったという所でしょうか。おかげさまでスタッフも生き生きとしながら働いています。

 

ーありがとうございます。

 

「ノコス・ノコル」というコンセプト通り、住居を残すだけではなく、人々の印象にも残る家casa cube。そのコンセプトは「住宅」という一つの枠にとらわれず、店舗というかたちでも人々の生活にフィットするということが今回のお話を通じて伝わってきました。そして、幅広い用途で「建物」を利用するという考えが広がれば、日本の住宅環境はもっと変化していくのではないでしょうか。

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