【ミラノデザインウィーク】街中サローネ一色!インテリアショップがハイセンスなお祭りムード!
「bud brand(バッドブランド)」や「SETSUNA」などトルトーナ地区の展示会場を見学した後は、ミラノ市内のインテリアショップでの展示を見に行った。
インテリアショップが立ち並ぶミラノの中心地はミラノデザインウィーク(ミラノサローネ)中のインテリアショップでの催し物のために多くの人々で賑わっていてお祭りムード。
毎年ミラノデザインウィーク(ミラノサローネ)期間中になると様相が一変するのだそう。
街の中にもアートのようなパブリックファニチャーがあって楽しい。
モダンでエレガントなキッチンが特徴の「Boffi」
大理石の調理台とシームレスなコンロがミニマルでかっこいい。
Boffiはモダンでエレガントなキッチンを作るブランドだ。
ミニマルなデザインながら石や金物の使い方が秀逸で、納まりも綺麗に見せている。
本当にこんなキッチンが自宅にあったら料理が楽しくなりそう。
2階に上がると大きな窓から自然光が入って明るく、撮影スタジオのような雰囲気の中でリビング用家具が展示してある。
空間自体も心地良いので一休みしたくなる。
奥に入るとベッドルーム用のインテリアがキッチン同様ミニマルな家具や空間作りが多くて高級ホテルのよう。
面白いなぁと思ったのはこの一見収納効率が悪いように見える壁面収納で、一方向からしか中が見えない仕掛けになっている優れもの。
寝室などにはあると良さそうな家具の一つだ。
BOFFI SOLFERINO
営業時間 : 10:00~19:00 (月曜~18:00)
定休日 : 日曜日
電話 : +39 02 879 0991
URL : http://www.boffi-solferino.com/
住所 : Via Solferino, 11, 20121 Milano, Italy
展示方法も興味深い「HAY」
「HAY」は2003年に発表されたデンマークのインテリアやプロダクトデザインの北欧のブランドだ。
展示スペース自体もオープンで心地よい雰囲気で作られている。
ブースの作り方が独特で各コンセプトの部屋が半地下のようになっていて上の通路から覗き込めるようになっている。
家具も北欧らしいベーシックなデザインの中に人を心地よくさせるような丸みや色が使われている。
こういったコンセプト別の部屋が20個くらいあって壁紙や床、照明が違っていて楽しい。
中央には櫓のように積まれた棚があって、その高さや色によって全体にアクセントを加えている。
いかにも北欧らしい家具のデザインは見ていて安心する感覚がする。
HAY
URL : http://hay.dk/
高級感の中にも遊びがある「アルマーニ・カーサ」
アルマーニ・カーサはジョルジオ・アルマーニによって作られたファッションブランドのインテリア部門だ。
アルマーニのエレガントさにどこかオリエンタルな雰囲気を加えてあり、ヨーロッパ的でもあるし、アジア的でもあるような無国籍感がある。
基本的には西洋的な家具なのだが、ディテールを見てみたり、複数の家具を組み合わせるとどこかズレがあってそれが上品に感じさせてくれる。
これらは中国や日本の影響を受けていることが分かる。
カトラリーもエレガントでごく解くな雰囲気。
Armani Casa
電話 : +39 02 7626 0230
URL : http://armanicasa.com
住所 : Via Sant’Andrea, 9, 20121 Milano, Italy
クリエイティブなイタリアのデザインが見られる「B&B Italia」
次はミラノの中心ドォーモやガッレリアにほど近いインテリアショップを巡る。
デザインと工業製品としての品質に妥協のないブランドとして定評の「B&B Italia」に行ってきた。
デザインも然ることながら、素材選びにも妥協のないことがわかる。
B&Bイタリアのカタログの世界にいるようなフォトジェニックなスタイリング。
そして、実際にソファに座るとカタログでは分からない座り心地までデザインされていることがわかった。
ツアーのみなさんはソファで寝てしまいそうなくらい寛いでいました(笑)
B&B Italia milano
TEL : +39 02 764 4411
URL : http://www.bebitalia.com
住所 : Via Durini, 14, Milano, Italy
数々の名作を扱う「カッシーナ」
B&B Italiaの次は、こちらも日本でも人気の高いブランド、カッシーナ(Cassina)に立ち寄った。
リートフェルトのユトレヒトソファがカラフルなファブリックに身を包まれていた。
展示は至ってシンプルだが、その分個性ある家具のデザインを引き立てるような感じだった。
喜多俊之氏がデザインした「Wink」もカラフルな仕様になっていて面白い。
他にも世界に名立たるデザイナーたちの家具が展示されていて飽きない。
これだけ有名な家具が並ぶとカタログの中にいるような気がしてくる。
Cassina Milano
電話 : +39 02 7602 0745
URL : http://armanicasa.com
住所 : Via Durini, 16, 20122 Milano, Italy
ミラノデザインウィーク(ミラノサローネ)がいかに盛り上がっていたかが伝わっただろうか?
日本でも人気のブランドの現地ショールームも見て回ったが、どこのショールームを見ても人がいっぱいで、それだけ世界中の人たちが注目して訪れていることがわかった。
ミラノ市内のインテリアショップやショールームを回るだけでインテリア業界の中心がミラノだと再認識させられた。