【ミラノデザインウィーク】COSと建築家・藤本壮介のコラボ!「光の森」を表現するインスタレーションが美しい!
ミラノ市内のインテリアショップを見て回った後、時間があったのでファッションブランド「COS(コス)」と日本の建築家・藤本壮介氏のコラボレーションのインスタレーションを見に行った。
実際に見に行った人たちにすごく良かったと聞いていたので期待大で会場に向かった。
COS(コス)はH&Mグループが立ち上げた新ブランドで、2014年には日本にも上陸、東京・青山に出店し、デザインクオリティの高さの割に低価格なブランドとして定評がある。
一方、藤本壮介氏は国内外の数々のコンペで勝利し、2012年のイタリア・ヴェネチア・ビエンナーレでは金獅子賞を受賞している注目の建築家だ。
木漏れ日のような光が降り注ぐ「光の森」
入り口から暗幕を抜けて大きな空間に出るとこの風景。
やはり人気なようで人がいっぱい。
天井から木漏れ日のように光が降り注ぎ、そこにいる人たちの居場所を作り出しているような感じ。
みんな椅子に座るでもなくその辺に座ったり寝転んだりと思い思いにしていて、居心地の良さが現れている。
写真では伝わり切らないところは動画を見てもらえたらと思う。
光の移り変わりでこの「光の森」の風景が移り行く様子も美しい。
空間自体もスッキリしているし、演出自体も天井からスポットライトを照らすだけだが、それが逆にプリミティブな感じがして藤本氏らしい気がした。
エントランスの脇にはこの展示のコンセプトと藤本氏の建築を紹介する映像が流れていて、多くの人が足を止めて見ていて注目されていることが伺えた。
COS(コス)のデザインクオリティに藤本壮介氏のプリミティブなコンセプトが上手く相乗効果を与えていた。。
もともと藤本壮介氏は注目度が高いし、個人的にも興味深い建築家だったが、COS(コス)自体のコンセプトにも興味を持つようなインスタレーションだった。