【ミラノデザインウィーク】グラフィカルな展示がかっこいい!家具ブランド「moooi」の展示。
TOYOTAと住友林業の「SETSUNA」を見学した後に向かったのは家具ブランド「moooi(モーイ)」の展示ブース。
「moooi(モーイ)」はデザイナーのマルセル・ワンダースとキャスパー・フィッサスがオランダで始めた家具ブランドで、家具や照明、雑貨と幅広く展開している。
オランダ語のmooiは美しいという意味で、「O」を加えることでさらに美しさや価値観をプラスするというコンセプトで、最近トーヨーキッチンが独占輸入販売を始めたことで話題に。
重厚なコンセプトブックがゲストを迎える
豪華な本がゲストを迎える。
入るとすぐに暗い空間の中に分厚い本が並べてあって、レセプションの人がそれを捲って紹介。
背景にグラフィックを展示して独特の世界観を作り出す
「moooi(モーイ)」の家具自体も興味深いものばかりだが、それ以上に展示方法がおもしろかった。
家具を配置して空間を作り、その背景に衝立のようにグラフィックを配置すしていて、独特の世界観を作り出していた。
コテコテのようですっきりとまとまっていることが不思議。
装飾的なデザインのようでメタファーなどをバランスよく取り入れていて統一感がある見せ方をしていた。
非日常を感じさせるデザイン
展示空間のデザインもおもしろいのはもちろん、家具のデザインもおもしろい。
空間演出の影響もあるが、どれも非日常を感じさせるデザインで少し普通のものから逸脱させた作品が多かった。
上の写真のソファも雨が降っているような感じになっていて、浮遊感が伝わってくる。
どんなイメージか?と聞かれても一言では答えられないような独特な雰囲気を持っている。
オランダらしいどこかファンタジーを感じさせる照明
見た事がありそうでも、色々な手法で独自性が見られる照明が多かった。
単純な構成だけれどもオランダらしい複雑性がかいま見られる。
オランダ、ダッチデザインらしく、遊び心がある照明が多く、奇を衒っているようでもコンセプトが明確でまとまりがあるデザインばかりだ。
「moooi(モーイ)」は広い展示スペースの各ブースそれぞれ風景が違うのでどこを見ても新鮮な感じで、とにかく見ているだけでとても楽しい展示だった。
家具や照明自体も遊び心があっておもしろいけれど、そのグラフィカルな演出方法には驚ろかされた。
「moooi(モーイ)」自体も面白いし、オランダのデザインの進化も中々目が離せないと思った。