森田恭通がインテリアデザインを手がけるカフェ・オールデイダイニング「LA&LE(ラ・エ・ル)」がオープン。
パリのエスプリと日本の洋食文化が交差する、新しいカフェの形が南青山に誕生しました。2026年3月9日(月)、表参道Grid Tower 1Fに「LA&LE(ラ・エ・ル)」がオープンしています。インテリアデザインを手がけるのは、国内外で多数のプロジェクトを手掛けてきたデザイナー・森田恭通(GLAMOROUS co., ltd.)。空間、食、サービスのすべてが高い次元で融合した、青山発の都市型カフェブランドとして注目を集めています。
パリの名門カフェで磨かれたサービスの哲学

「LA&LE」の立ち上げには、パリの老舗カフェ〈Café de Flore〉で約20年にわたりギャルソンを務めた山下哲也の存在が欠かせません。フランス人以外として初めてメゾン・ギャルソンに任命されたという異例の経歴を持つ山下は、「Newsweek」誌日本版の「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれた人物です。
株式会社バルニバービ(代表取締役会長:佐藤裕久)は、山下を新会社「株式会社トウキョウイット」の代表として迎え、このプロジェクトを推進しました。長年パリで培われたサービスの本質は、空間設計や運営の細部にまでしっかりと息づいています。
山下はこう語ります。「カフェという日常のなかの舞台。この舞台の主人公はあなた自身、そこに集うお客様とそこで働く僕たち一人ひとりです。日本人のエスプリで、フランス人が羨望するようなカフェを東京に創ること——人間の営みであるというカフェの原点に立ちかえり、日常に彩りを与える場所を、ここ青山から世界に発信していきたい」と。
LA&LE 総支配人 山下哲也

カフェという日常のなかの舞台。この舞台の主人公はあなた自身、そこに集うお客様とそこで働く僕たち一人ひとりです。日本人のエスプリで、フランス人が羨望するようなカフェを東京に創ったら面白いと思うのは僕だけでしょうか?人間の営みであるというカフェの原点に立ちかえり、日常に彩りを与える場所を、ここ青山から世界に発信していきたいと思います。
1973年東京都生まれ。パリの名門Café de Floreで給仕人を務め(2003〜2025)、「Parisを愛し、Parisに愛された男」と謳われる。「Newsweek」誌(日本版)で世界が尊敬する日本人100人に選ばれる。
店名に込められた、文化のクロスオーバー

「LA」と「LE」はフランス語の定冠詞。それぞれ女性名詞、男性名詞につく言葉で、店名にはフランスと日本、異なる文化が交差しながら新しい”日常のスタンダード”を生み出したいという想いが込められています。
パリのカフェが持つ「日常の中の非日常」という心地よい緊張感と、日本人が明治以降に独自に育んできた「洋食」という親しみ深い食文化の融合——これが「LA&LE」の根幹にある思想です。トレンドを追うのではなく、”ずっと好きでいられるもの”を、今の感性で再構築しています。
森田恭通が描く、光に包まれた空間

インテリアデザインを担当するのは、GLAMOROUS co., ltd.代表の森田恭通です。2001年の香港プロジェクトを皮切りに、ニューヨーク、ロンドン、カタール、パリなど世界各地で活躍し、インテリアに限らず、グラフィックやプロダクトなど幅広い創作活動を行うデザイナーです。2015年よりパリでの写真展も継続して開催しています。

空間のコンセプトとなるのは、パリが”光の都”と呼ばれる由来にもなった街灯「lampadaire(ランパデール)」から着想を得た照明です。柔らかな光が店内を包み込み、訪れるゲスト一人ひとりを自然に照らします。
〈Café de Flore〉が140年かけて築いてきた美学への敬意を基盤としながらも、単なる再現ではなく、現代の東京・青山という文脈において昇華することを目指したデザイン。クラシックなカフェの佇まいと東京らしい洗練が重なり合い、開放感と落ち着きを兼ね備えた空間が生まれました。「LA&LE」は、ゲスト一人ひとりが人生の”主役”として時間を過ごすための舞台として設計されています。
森田 恭通(もりた やすみち)デザイナー/GLAMOROUS co.,ltd.代表

2001 年の香港プロジェクトを皮切りに、ニューヨーク、ロンドン、カタール、パリなど海外へも活躍の場を広げ、インテリアに限らず、グラフィックやプロダクトといった幅広い創作活動を行っている。
カフェだからこそ成立する、こだわりの一皿

メニューは、フランス料理の技法と日本の食文化が融合した「カフェガストロノミー」とも呼べる内容です。
サーモンのマリネ(2,200円)は、ミネラル豊富な天然塩とスパイスを用い、丸一日かけて丁寧に仕込んだ一品。シェフが手間暇を惜しまず仕込むことで、旨味がゆっくりと引き出されています。

クラブハウスサンドウィッチ(3,200円)は、カリッと焼き上げたトーストに、上品な後味が特徴の「みちのく清流どり」を贅沢にサンド。自家製マヨネーズとディジョンマスタード、瑞々しい玉レタスが全体をまとめています。

サラダLA&LE(2,800円)は、鴨ハム、カラフルなプチトマト、芋のフリット、ポーチドエッグなどをエシャロットのビネグレットで繋いだ、温度差を楽しむサラダ。トマトの酸味とチーズのコク、卵黄のまろやかさが口の中で完成する一皿です。

海鮮のクスクス(3,200円)は、オマールの殻やカサゴの骨からとった出汁にトマトとスパイスを合わせたスープに、仕上げの鶏出汁とバターでフレンチの気品を纏わせた逸品です。

締めのデザートにはティラミス(1,500円)。マルサラ酒、白ワイン、ブランデーの3種のお酒とエスプレッソを深く染み込ませたビスキュイ、コクのあるクリームが重なり合う、夜のカフェにふさわしい一皿です。
個を尊重する、しなやかなホスピタリティ

「LA&LE」が大切にするのは、マニュアルに依存しない、柔軟で自然体のサービスです。添え物のフレンチフライをサラダに変更する、カレーのライスをバゲットに替えるといった小さなご要望にも丁寧に向き合い、その日の気分に合わせた心地よい時間を提供することを基本姿勢としています。
お客様一人ひとりの過ごし方に寄り添う——それが、長年パリのカフェで磨き上げられた山下のホスピタリティの原点です。
南青山から始まる、新しい都市型カフェの風景
出店地の南青山三丁目エリアは、アート、建築、ファッションなど、感性と知性を仕事にする人々が集う文化の集積地です。「LA&LE」はこの街の文脈に寄り添い、文化をサービスという体験として味わう場所として機能します。
朝10時のエスプレッソから、夜のシャンパーニュまで。都市と人、文化と時間が交差する新しいカフェの風景が、青山から始まります。
LA&LE(ラ・エ・ル)
営業時間:10:00〜24:00(L.O. 23:00)※テラス席のみ22:00クローズ
TEL:03-6804-3075
公式サイト:https://la-et-le.jp/
所在地:東京都港区南青山3丁目8番35 表参道Grid Tower 1F
アクセス:東京メトロ「表参道」駅 徒歩4分 /「外苑前」駅 徒歩6分