建築家が手がけた光と風を感じる平屋+αの住まい「デザインと機能をこだわった家」
田園風景が広がる敷地に建つ「デザインと機能をこだわった家」は、平屋の上にプライベートルームや趣味空間を重ねたL字構成の住まいです。21.8帖のLDKを暮らしの中心に据え、自然とのつながり、家事動線、断熱・気密性能まで丁寧に計画。デザイン性と快適性を両立させた住まいを紹介します。
ブルーグレー×ブラックが映える、軽やかな外観デザイン

外観はブルーグレーのSTO塗り壁にブラックのサッシを組み合わせた、モダンで引き締まった佇まい。

ガルバリウム鋼板をアクセントとして用い、軒天にはレッドシダーを採用することで、シャープさの中に温かみを添えています。

大きな掃き出し窓が外観に軽やかなリズムを生み出し、LDKで構成された平屋部分の上に、プライベートルームと趣味部屋をまとめた長方形のボリュームが載るL字構成。

張り出した部分をガルバリウムで仕上げることで、立体感とメリハリのある外観を実現しています。
玄関は、内へと切り替えるための余白

ブラックのスタイリッシュな玄関扉を開けると、たっぷりとした収納力を備えたシューズクローク付きの土間空間が広がります。

靴はもちろん、アウトドア用品や季節物もすっきりと収まる実用的な設えです。

玄関横には造作のカウンタースペースを設置。

身支度や読書など、ちょっとした作業に便利な場所です。

土間の横には、ブラックスチールと木板を組み合わせたスケルトン階段を配置。

シンプルでシャープなブラックスチールが空間に抜け感を与え、階段越しに視線が抜けることで、玄関全体をすっきりとした印象に仕上げています。

機能性とデザイン性を兼ね備えた、住まいの第一印象をつくる空間です。
開放感と落ち着きを両立した21.8帖のLDK

玄関から引き戸を開けると、21.8帖の開放感あふれるLDKが広がります。

白を基調とした空間に木の素材感を取り入れ、サッシやインテリアにブラックを効かせることで、やわらかさとシャープさをバランス良く両立。

ダイニングに面した2.4m超の大開口窓は高断熱・高気密仕様で、夏の暑さや冬の寒さを抑えながら、自然光をたっぷりと取り込みます。

天井は窓に向かって緩やかに下がる勾配天井とし、ラインに沿った間接照明がホテルライクな上質さを演出しています。

リビング横には灰桜色の琉球畳を敷いた小上がり和室を配置。

家族の団らんはもちろん、昼寝やゲストルームとしても活躍する多用途な空間です。

小上がり前の天井スクリーンは、映像鑑賞や空間の仕切りとしても使えます。
キッチンを中心に整えた、効率的な家事動線

キッチンは広々としたペニンシュラ型。

大きな窓から外の景色を眺めながら作業できる配置とし、下がり天井と間接照明で特別感を演出しています。

床はモルタル調フロアタイルとし、リビングとのゾーニングを明確にすることで空間にメリハリをプラス。

キッチンカウンター前面には収納を設け、背面には可動棚付きのパントリーを配置。

さらにキッチン裏にはファミリークローゼットを設け、玄関からも直接アクセスできるウォーキングスルー動線を実現しました。

隣接する脱衣スペースにはスマートサニタリーUの洗面台を採用し、洗面・トイレともにモルタル調で統一。

ホテルライクな落ち着きのある空間に仕上げています。
夏も冬も快適に|性能が支える心地よさ

LDKは上階のない平屋部分に配置されているため、断熱性能にも特に配慮されています。

断熱材にはセルロースファイバーを採用し、夏の強い日差しによる熱を感じにくく、夜はエアコンを弱めにしても快適に過ごせる室内環境を実現しています。

さらに、屋根に当たる雨音もセルロースファイバーによってやわらげられ、室内は驚くほど静か。気密性能を示すC値は0.3と高水準で、省エネかつ安定した室温を保つ住まいとなっています。
上階に広がる、プライベートと趣味の時間

2階には主寝室、子ども部屋2室に加え、プラモデル塗装も可能なペイントルームを配置。

光が抜ける開放的な廊下が、日常に心地よい余白をもたらします。

主寝室は小上がり構造とすることでベッドを置かずに過ごせる設計に。高窓から一日を通して光が差し込む、気持ちの良い空間です。
デザインと機能、その両方を大切にした住まい
敷地面積133坪、延床面積24坪というスケールの中で、自然環境と向き合いながら、暮らしやすさと意匠性、そして性能まで丁寧に整えた「デザインと機能をこだわった家」。四季の移ろいを身近に感じながら、家族も来客も心地よく過ごせる、完成度の高い住まいです。