フィンランドの古都トゥルクにあるアート・チャペルと呼ばれる「聖ヘンリー・エキュメニカル礼拝堂」
聖ヘンリー・エキュメニカル礼拝堂は、フィンランドの古都トゥルクにある教会です。フィンランドの現代建築家「マッティ・サナクセンアホ」がデザインした建物です。このユニークなデザインは、教会建築のイメージを覆し、大きな注目を集めました。
船をひっくり返したような形状の建物の外壁を覆うのは、周囲の松林の色に溶け込む銅板。そして内部は、塗装のなされていない自然の木で作られているのが特徴的です。
マッティ・サナクセンアホとは
マッティ・サナクセンアホは、フィンランドの著名な建築家です。彼の代表作には、聖ヘンリ・エキュメニカル礼拝堂があり、これは2005年に竣工しました。この礼拝堂は、トゥルクに位置し、地域の重要な宗教的および文化的なシンボルとなっています。マッティ・サナクセンアホの設計は、現代的な要素と伝統的なデザインを融合させることに特徴があります。彼は、建物が周囲の環境と調和するよう心掛けており、その作品はフィンランドの自然や文化を反映しています。
銅板の長い壁は教会のイメージを覆す
木々に囲まれながらポツンとある聖ヘンリー・エキュメニカル礼拝堂。この長く続く銅板の壁、形は教会とは思えない見た目です。銅板のタイルもユニークなデザインです。
近くで見ると、自然と調和しているのがさらに伝わります。入口まではスロープで、バリアフリーが施されています。
正面からみると迫力があります。独特な三角お山の入口は、来訪者の好奇心を掻き立てます。
銅板の外観とは想像できない!木だけで作られた内装
銅板の外観とは反対に、内装はなんと木だけで作られています。木の温もりを大いに感じられる癒しの空間です。
聖ヘンリー・エキュメニカル礼拝堂は、アートギャラリーにもなっており、作品も展示されていました。
祭壇横は、ガラスで覆われています。遠くから見ると、陽で光っている祭壇が幻想的です。
光のグラデーションとともに木の温もりと静けさを感じられます。
緩やかな曲線が美しい。
アートと祈りが交わる場所:聖ヘンリー・エキュメニカル礼拝堂
フィンランドの古都トゥルクにある「聖ヘンリー・エキュメニカル礼拝堂」は、
内装は木材のみで作られており、柔らかな曲線と自然の温もりが感じられる空間が広がります。祭壇近くのガラス窓から差し込む光が内部を優しく照らし、訪れる人々に幻想的で静謐な時間を提供します。また、この礼拝堂はアートギャラリーとしても機能し、芸術作品の展示も行われています。
「聖ヘンリー・エキュメニカル礼拝堂」は、自然、建築、祈り、そしてアートが融合する特別な空間として、多くの人々に感動を与え続けています。
St. Henry’s Ecumenical Art Chapel /聖ヘンリー・エキュメニカル礼拝堂
住所:Seiskarinkatu 35 20900 Turku/Finland
電話番号:+358 (0)2 265 7777
公式ページ:https://www.taidekappeli.fi/in-english/