SUPPOSE DESIGN OFFICEが手がけた渋谷の植物園「渋谷区ふれあい植物センター」でリラックス!

2023年7月29日にリニューアルオープンした、「渋谷区ふれあい植物センター」。日本で一番小さな植物園として知られる小さな植物園で、最近では都心で緑豊かな自然を楽しめる上に、入場料がわずか100円で満足度が高いと話題になっています。狭い空間ながら、その限られたスペースを活かした立体的なデザインは秀逸です。

日本で一番小さな植物園「渋谷区ふれあい植物センター」

「栽培・収穫・消費」を体験できる植物園として、2023年7月にリニューアルオープンした「渋谷区ふれあい植物センター」。渋谷駅から徒歩10分ほどで到着するこの植物園では、都心にいながら豊かな自然を堪能できます。

1階にはガーデン、水耕栽培室、シアター、ショップ。2階にはカフェやライブラリー、イベントルームが入っています。さらに3階には講演会やトークショー、マルシェイベントなどを開催するギャラリー。4階はお茶やホップ、養蜂を行う屋上ファームがあります(4階はイベント時のみ来場者の入場が可能)。

こちらは、太陽と大地の代わりにLEDと水耕栽培を利用して植物を育てる水耕栽培室「Farm Labo」。レタスやルッコラなどのサラダ野菜を育てています。収穫したてのサラダは2階のカフェで味わえます。

Music of Plants.では、ふれあい植物センターで育てている植物たちが奏でる音楽を聴くことも可能です。植物が出している生体電位を採取し、それを音階へと変換。それらの音階をサウンドスケープへと昇華させているそうです。植物たちの声を聞くことができるだなんて、不思議な体験ができそう。

「SUPPOSE DESIGN OFFICE」がデザイン設計

デザインを手掛けたのは、新進気鋭の設計集団「SUPPOSE DESIGN OFFICE」。

1階中央には丸みを帯びた円形のベンチが配置されており、近代的な雰囲気が漂います。

従来の植物園のような広大な平面敷地がなかったことから、立体的にデザイン。体験が発生する場として「土の舞台」をつくり、そこで森羅万象な風景を“発生させた”といいます。

また、「発芽~増殖~共生」という自然を構成する細胞の物語を、建築の手法で再現したとのこと。吹き抜けのデザインで開放感も抜群です。

園内のカフェではピッツァやスペシャルコーヒーを展開

1階と2階にはフードスペースがあり、1階がテイクアウトのみ、2階には園内併設のカフェが入っています。特にこだわっているというのが、スペシャルピッツァ。品種改良される前に近い小麦の祖先ともいうべき北海道産のスペルト小麦を100%使用した贅沢なピザ生地に、野菜がたっぷり入ったソースを塗って焼きあげているそうです。

1階のBOTANICAL STANDでは、スペシャルティコーヒー「SHIBUYA BLEND」を販売。神奈川・相模原のロースター「amalight coffee」とのコラボレーションから生まれた、ここでしか味わえない特別なブレンドになっているそうです。さらに、季節のスムージーも展開。美味しいフルーツや野菜をたっぷりと楽しめるのだとか。植物園の緑を眺めながら、食事を楽しめそうです。植物園は夜まで開館しており、アルコールも豊富に揃っているから、夜の散歩がてら立ち寄ってみるのも良いかも。

渋谷区ふれあい植物センターが100円って驚き

これだけ充実した植物園が、入園料100円で楽しめるなんて驚き。渋谷にいながら、自然豊かな空間を満喫できます。都心にいながら、リラックス空間を満喫してみませんか?

渋谷区ふれあい植物センター

住所:〒150-0011 東京都渋谷区東2丁目25-37
開園時間:10:00〜21:00(入園は20:30まで)
休園日:月曜日(祝日または振替休日の場合は翌平日)
入園料:1回100円(無料の場合あり)
公式サイト:https://sbgf.jp/