ヘルシンキの街中にいながらバルト海の自然を感じて“ととのう”!フィンランド「Allas Sea Pool」

フィンランドヘルシンキの中心地に佇む、Allas Sea Poolは、サウナとプールが楽しめるスパ施設です。

大統領官邸やヘルシンキ支庁などヘルシンキならではの景色を眺められ、首都の中心にいることを体感しながら楽しめるサウナとして注目を集めています。

「ノルディック・アーバン」というコンセプトのもと、都市環境の中にいても、太陽、風、海などの自然を感じつつ、人が集まり地域に活気をもたらすことがテーマとされています。

ヘルシンキの中心地に佇むAllas Sea Pool

Allas Sea Poolは、2016年にオープンし、ヘルシンキ中央駅から徒歩18分、トラムで行くと約13分で到着するアクセスの良い場所にあります。

外観は木材で統一され、温かく柔らかな印象を与えるモダン建築です。平日は朝6時30分からオープンしており、フィンランドでは珍しい朝から入れるサウナです。

こちらが受付で、チケットを購入する場所です。現在、大人は18ユーロで利用できます。

街並みに馴染む外観をしている屋外サウナは、片流れ屋根が特徴的です。サウナは、男性用、女性用、そして混合の3種類を完備しています。

ヘルシンキの街並みを眺められるサウナ室

こちらは、男女共有のサウナ室です。定員は8名とこじんまりとしたサイズです。

サウナ室に入ると、目の前はガラス張りとなっており、自然光が差し込む明るく開放的な空間です。

室内からは、ヘルシンキの街並みを楽しむことができ、座面や壁面は木製と柔らかな雰囲気に包まれています。

中央には、ハルヴィア製の樽型ストーブがあり、いくつかの石が積まれております。基本的にロウリュも自由に行えるので、お好みで楽しめます。

コンパクトなサウナでありながら、外に目をやるとバルト海も眺めることができる開放的なサウナです。

ヘルシンキの街並みが広がる外気浴スペース

サウナ室を出ると、ヘルシンキの街並みが広がる外気浴スペースがあります。

ゆったりとイスにもたれながら、大型の船や小型ボートが通り過ぎるのを眺めながら“ととのう時間”は、まさに至福の時です。

視線を上に向けると大きな空が広がり、自然との一体化を感じられることでしょう。

3種類のプールを完備

そして、Allas Sea Poolの最大の名物であるプールは、温水・子ども用・海水プールの3つの種類があります。

日本の場合、プールサイドの床は一般的にタイル等が取り入れられますが、こちらも木材を使用しており、趣のある雰囲気が漂っています。

こちらは、サウナで温まった身体を冷やすのにぴったりの深さ180cmの海水プールです。

この海水は、すぐ側の海から引いているのではなく、沖合の海から汲み上げられてUV技術を用いてろ過されているようです。

温水プールでは、ゆっくり泳いだり、ウォーキングをしたり、それぞれがリラックスしながら楽しめます。基本的に水温は、27度前後が保たれており、深さは165cmとやや深めです。

海や、大統領官邸やヘルシンキ支庁などヘルシンキならではの景色を泳ぎながら楽しめることは、とてもユニークな機会となることでしょう。

Allas Sea Poolは、フィンランドの首都であるヘルシンキにいながらも、自然を感じ“ととのう”施設です。世界で最も森林の多い国の一つと言われるフィンランドは、環境問題への取り組みも非常に活発です。そんな中、Allas Sea Poolも、環境に優しい木材を中心に建築されているため、フィンランドの文化や人々の心に寄り添った建築物と言えることでしょう。また、サウナやプールの他にも、レストランやカフェも併設されているため、それぞれの用途に沿って楽しむことができます。

Allas Sea Pool

住所:Katajanokanlaituri 2 A, 00160 Helsinki, Finland
電話番号:+358 40 565 6582
定休日:なし
公式サイト:https://allasseapool.fi/?lang=en