「BA=場」という余白を家族で愉しむ家、casa bago(カーサ・バーゴ)
縁側や広縁、中庭など。かつて日本家屋には、人々が心地良いと感じる「余白」が数多く存在していた。それらを今のライフスタイルに置きかえた時、「BA=場」のある家、casa bago(カーサ・バーゴ)が誕生した。「 光や風をほどよく感じながら、自分たちらしくマイペースに愉しみたい」「人生には、ちょうどいい余白が必要かもしれない」。そう思うあなたにとって、casa bagoは最良の選択になる。
LDKとつながる「BA=場」はゆったり20㎡の広さ
casa bagoの「BA」はLDKに隣接したスペース。LDKに沿うように土間とウッドデッキが配置され、「BA」全体はガルバ鋼板のオープンウォールで包まれている。ウチでもなく、ソトでもなく、庭でもなく、ガレージでもない。大人も子どもも関係なく、そこに暮らす人々がそれぞれのスタイルで自由に愉しむための「余白」。それがcasa bagoの「BA」なのだ。
「BA」を包むオープンウォールのメイン開口部は3つ。メイン開口部のうち下の2つはリビングやキッチンからの目線とほぼ同じ高さ。光とともに周辺の景色や庭の緑を取り込んでくれる。また、エントランス・屋根・バルコニーの開口部も合わせると開口部は合計6つになる。光や風は6つの開口部から「BA」を通り、家のなかにまで心地良い自然を届けてくれる。ちなみに20㎡という広さを「BA」のために確保したのは、「BA」もLDKの一部という感覚で暮らしてもらうためのもの。高気密・高断熱にこだわるがゆえに閉じてしまいがちになる、現代の主流の家と一線を画する。
大切なのは、ウッドデッキまでほんの一歩という距離感
アイランドキッチンから「BA」のウッドデッキまで、大人ならほんの一歩。日々、気軽に利用できる近さだ。実はこの距離感は実際の暮らしを考えるとかなりの重要度となる。BBQをする時も、キッチンから遠く離れたベランダやテラスに食材を運ぶのはおっくう。だから「結局、年に1〜2回もしないよね」の声はよく聞こえてくる。「BA」のようにキッチンと近ければ、ドリンク追加のときも冷蔵庫はすぐそこ。子どももお手伝いに参加しやすく、靴を脱いだりはいたりのめんどうさもない。「朝食は毎日ウッドデッキで」。そんな映画のワンシーンのような日常をつくることも簡単だ。
水が使えるから砂場もプールもOK!使い勝手のよい土間スペース
「BA」はコンクリートで作られた家の基礎と一体化している。土間の部分には水栓があり、流した水は2カ所から排水されるので、掃除も簡単。子どもの砂場遊びや趣味の日曜大工なども、汚れを気にせず愉しめる。散歩後のペットの足を洗うのも快適だ。気軽なプランター菜園もできる。また、土間の一部を土スペースに変更してシンボルツリーを植えることも可能。さらに「BA」で遊ぶ子どもをリビングから見守れるのも大人にとってはうれしい限り。
子どもと大人、大人と大人のテリトリーを住み分けられる
「BA」は家族で愉しむ空間でありながら、家族と家族の間にほどよい距離を作ってくれる存在でもある。例えば、妻がリビングでオンライン会議に参加している時間。夫と子どもたちは「BA」で遊んだり、それぞれの仕事や宿題に取り組んだり。リモートワークが広がるなかで「BA」のスペースに助けられる時間は多々ある。夏休みのホームパーティでも、妻たちは涼しいリビングでおしゃべり。夫と子どもたちは「BA」で汗をかきかきBBQを満喫など、それぞれ好きなことに集中もできる。
なにより光と風がゆるやかに巡る空間が気持ちいい
「BA」で過ごす時間、ふと見上げれば、ゆったり雲が流れていたり、夕焼けの気配を感じられたり。慌ただしい日常のなかに、ふと感じられる自然にリラックスできる。これは、casa bagoの設計者である吉野伸一氏(STUDIO KICHI代表)の緻密な設計の恩恵。雨や紫外線はしっかりさえぎりながら、光や風をほどよく取り入れている。さらに「人間はそもそも自然を感じながら暮らしたい生きもの」という吉野氏の考え方も反映されている。家にも人生にもちょうどいい余白が生まれる。それが「BA」のある家、casa bagoでの暮らしなのだ。