「mobile casa(モバイル・カーサ)」は多拠点居住を目指す人にピッタリのトレーラーハウス
自由に移動できる家があったら、いつでも自分の好きな場所に移り住めて楽しいと思う人は多いだろう。こうした夢を実現するのが、モバイルハウスまたはトレーラーハウスである。トレーラーハウスの中でも、居住性と機能性が高くて好評を博しているのが、「mobile casa(モバイル・カーサ)」だ。「mobile casa(モバイル・カーサ)」とは、どんな住宅なのだろうか?
mobile casaは移動可能な家
mobile casaには車輪がついていて、移動が可能なトレーラーハウスである。ただし、キャンピングカーのようにコンパクトではなく、普通の住宅と同じように暮らせる工夫が凝らされている。車輪が付いているとはいえ安定性がよく、強風にあおられる場合も大地に固定できるようになっていて、転倒の心配はない。気ままに居住地を変えることができ、多拠点居住生活を営むジプシーのように自由な生活が可能なのだ。
mobile casaの機能的な構造と広々した空間
mobile casaは、柱と梁を組む木造住宅の工法を用いており、外壁や屋根に断熱性の高い素材を使っていることから、地震に強く、寒い冬や暑い夏も快適に暮らせる。エアコンや換気扇も完備され、普通の住宅と同じ温度管理と換気が可能なのだ。また、リビングと洗濯機の上部にはロフトが設置されていて、ベッドスペースとして活用できる一方、上下の仕切りがない構造により、開放感が損なわれない。したがって、限られた空間でありながら、広々とした感覚で居住できる。
mobile casaの使い方
mobile casaがあれば、特定の地域に定住もできるし、好きな時に別の場所に移住することもできる。気分転換のために居住地を変えられるほか、自宅のガレージや庭にmobile casaを設置して、子ども部屋や家族から離れて一服する隠れ家としても使えるだろう。また、リゾート地の土地だけ購入して、mobile casaを設置すれば別荘として使用することも可能だ。このように、多様な利用方法がある点も、mobile casaの魅力と言えよう。
mobile casaは節税も可能
mobile casaは、通常の不動産と異なり、車両扱いなので、建物に課せられる固定資産税がかからない。実質的には、住宅と同じ機能を持ちながら、車両の所有者としての納税義務しか負わないのであるからお得だと言える。ただし、更地にmobile casaを置くと、場合によってその土地には宅地の約6倍の固定資産税がかかるので注意しよう。
自由な生活とレジャーに生かせるmobile casa
mobile casa(モバイル・カーサ)は、車両扱いとはいえ、住宅として十分な機能を備えているトレーラーハウスだ。自宅のそばに子ども部屋として置いたり、リゾート地に別荘として設置したりするなど、その用途は様々である。建物に課せられる税金を免れるメリットも享受できるが、必要があれば常に移動できることが条件となる点に気を付けよう。