レアンドロ・エルリッヒなど注文の現代アート作家の作品を展示する私設美術館「KAMU kanazawa」

2020年6月21日にオープンした「KAMU kanazawa」は、アートコレクター・林田堅太朗が手掛け、「現代アートによる日本の文化資源の向上のための作品集、同時代的に生まれるアートの発信を行い、さらには”拠点”となる金沢市が現代アートの街として発展していくことに貢献する」という思いから建てられた美術館です。

3人の作家が手掛ける美術館「KAMU center」

「KAMU center」は3階建ての小さな美術館であり、各フロアが丸ごと異なった展示室となっています。

1階は、レアンドロ・エルリッヒの「INFINITE STAIRCASE」という作品です。螺旋階段を横倒しにしたような造形で、現実と錯覚の世界を体験できる体験型の作品となっています。

2階は、ステファニー・クエールが手掛けた動物の彫刻作品が並んでいます。20体の様々な動物を手で粘土をこねて作られた痕跡と共に動物の仕草を鑑賞できます。

3階には、セラミックアーティスト・桑田卓郎の展示室です。ユーモラスに誇張された形態とポップな色使いによってできた陶芸作品があります。

インパクト大!レーザー光線が飛び交う空間「KAMU BlackBlack」

「KAMU BlackBlack」は、黒川良一が手掛けた「Lithi」があります。幅3メートル、高さ7メートル、奥行き20メートルという細長い形の展示空間となっており、その空間丸ごと作品となっています。サウンドとストロボライト、レーザー光線が飛び交う大型インスタレーションの作品です。

徒歩で金沢の街を遊ぼう!「KAMU sky」

「KAMU sky」には、久保寛子が手掛けた作品「泥足」が展示されています。縦横幅8m、高さ3.5mの大型彫刻作品で、香林坊東急スクエアの屋上に屋外企画展示スペースを利用した展示になっています。泥にまみれて働く農民への尊敬や感謝として作られ、偶像を破壊すると足だけが残ることがあることから生まれた作品です。夜は、光の要素が加わる為、日中とは違った表情を見せてくれます。

唇の写真で覆われた新スポット「KAMU L」

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「KAMU L」では、日本を代表する写真家・森山大道のインスタレーション作品「Lip Bar」をみることができます。薄暗いバーの内装をすべて森山大道の唇の写真で覆い尽くし、彼が捉える社会の猥雑さや欲望を空間として表しています。

「KAMU kanazawa」は、一つ一つが異なるテーマを持ち、空間を利用した作品が並べてあります。まさにフィジカルに体験、体感し心揺さぶる物の力を感じられる美術館となっています。

KAMU kanazawa

開館時間:11:00〜18:00(金・土 11:00〜20:00)
休館日:月曜日
住所:〒920-0962 石川県金沢市広坂1丁目1-52
URL:https://www.ka-mu.com/