冬には「流氷サウナ」に!雄大なオホーツク海と知床の大自然を望むデザインサウナが誕生!
北海道・知床で宿泊施設を運営する北こぶしリゾートの大型ホテル「北こぶし知床 ホテル&リゾート」のサウナ室が、時代に合わせたデザインに姿を変え、6月19日(土)よりリニューアルオープン。
雄大なオホーツク海と世界自然遺産である知床の大自然を目の前にしたデザインサウナ
新設予定のサウナ室には、風景をパノラマで切り取る大きな窓を設置。眼下には、世界自然遺産である知床の大自然が広がる。連なる山々と雄大なオホーツク海に、すべるように飛ぶカモメと海原はるかを行き交う漁船や観光船。テレビはなく、聞こえるのはほのかなBGMのみ。水風呂で体を引き締めた後は、露天スペースに設置された外気浴用の椅子で澄んだ空気を体いっぱいに取り込み、心も体もしっかりと”ととのう”。
今回のサウナリニューアルは、サウナー専門ブランドやサウナのプロデュースを手がけるTTNEが監修。ダイナミックな流氷をイメージして直線的なデザインを力強く表現した「KAKUUNA(カクウナ)」と、木の洞窟をイメージして緩やかな曲線でうねりを描いた「UNEUNA(ウネウナ)」が誕生した。「UNEUNA」のうねりは、世界でも珍しい3D加工で木材を削り出して曲線を形取っている。
サウナストーブは、世界一のシェアを誇るHARVIA社のストーブを採用。ストーブを囲む壁面には六方石を使用し、知床の切り立った岩肌を表現。ストーブの上のサウナストーンは、地下30km以下の深部にあるマグマから生成されたものを使用している。
景色に加えて、建築からも知床の大自然を感じることができる。また、サウナ内のBGMは、サウンドアーティストの松本一哉が知床の地で環境音との即興演奏による録音・制作したドキュメンタルなサウンドを音源に使用している。
知床は北海道の中でもロシアにほど近い場所に位置し北欧・カナダと緯度が近く、まるで海外にいるような異国感の中で、壮大なスケールの大自然を体いっぱいに味わうことができる。
代表・桑島大介
今回、サウナ室の老朽化に合わせて改修を計画していましたが、ただ補強をするだけでなく、昨今のサウナトレンドに合わせてより魅力的なサウナをつくることで施設の価値向上や集客にもつながるのではと思い、今回のリニューアルに至りました。僕自身、もともとサウナ嫌いだったのですがととのえ親方にサウナの入り方を指南してもらい、今では社内でも一番と言えるほどサウナの魅力に目覚めた一人です。海外からの旅行客を見込むのが難しくなってしまった現在、こういった投資的取り組みが国内の旅行客に足を運んでいただく大きなきっかけになればと考えています。
TTNE・ととのえ親方
改めて、縁のある北海道の地で新たにサウナ監修をさせていただいたこと、とても嬉しく思っています。今回は知床の地で感じたことをインプットに、サウナ全体で知床の大自然を感じていただけることを目指しました。サウナ室のデザインからは流氷や洞窟を、壁面からは知床の力強い崖を、石からは北海道の大地を、全身で感じていただければ嬉しいです。また窓からの風景は、別の場所かと思うくらい風景が全く異なり、春夏秋冬で劇的に変化していきます。できれば、ぜひ各季節で訪れていただき、その変化も楽しんでいただきたいと思っています。
また、今回の「日本にまだないサウナ」の実現には、アーティストリーという特注家具のチームの協力が不可欠でした。今回のリニューアル企画のタイミングでちょうど木材の3次元表現に挑戦していたこのチームとの出会いがあり、実現しました。
音楽家 / サウンドアーティスト 松本一哉
知床の氷海の変化や、全面凍結した湖で鳴る音などを水中マイクなどを使用して録音制作しました。また、偶然に起こる環境音と即興演奏も行っています。日常で閉じてしまっている”聴く”事の感覚を開いてもらえたらと思います。サウナの熱と共に全身で味わってください。
今回サウナが新設される大浴場は、展望大浴場「大海原」と露天スペース「汐音(しおん)」から成っている。海と空の狭間に浮かぶような空間で、サウナとともに知床ウトロ温泉で疲れを癒すことができるだろう。
北こぶし知床 ホテル&リゾート
URL:https://www.shiretoko.co.jp/
住所:〒099-4355 北海道斜里郡斜里町ウトロ東172番地