ヘルツォーク&ド・ムーロン設計のヴィトラの新名所!「ヴィトラショウデポ」で家具コレクションを堪能。
ヴィトラキャンパスに6月にオープンしたばかりのヘルツォーク&ド・ムーロンが設計した、「ヴィトラショウデポ」も見学することができた。
約7000点以上にものぼる家具や照明を所蔵していて、イームズを始め、アルネ・ヤコブセンやヴァーナー・パントン、アルヴァ・アアルト、リートフェルトなど往年の名作椅子や近年注目を浴びているデザインの椅子が年代毎に展示されている。
特殊な使い方の赤煉瓦のファサード
切妻屋根の家型の窓のないファサードは赤煉瓦で覆われている。
赤煉瓦は普通に使われるのではなく、二つに割った断面をファサードに使っていて近づくとおもしろい表情になる。
年代毎に展示される貴重なコレクション
コレクションは1800年頃から始まっていて、古いものは恐らくここにしかないものも多く展示されている。
19世紀の椅子はやはり木製のものが多く、装飾的なものもあるが現代のデザインにも通じる椅子が多いことに驚く。
奥に行く程年代が新しくなって来て、中盤になるとミース・ファン・デル・ローエのバルセロナチェアなど超有名な椅子が多くなっている。
イームズやパントンの椅子が出てくると、プラスチックなどを使い大量生産の時代を感じるデザインが増えてくる。
地下はイームズのアトリエを再現した展示など興味深い
地下にはイームズのアトリエを再現した展示や所蔵されている椅子などを簡単に見ることができる。
入ることはできないが、1階の展示コレクションの他にもものすごい量の椅子や照明など家具が所蔵されている倉庫をガラス越しに見ることができる。
有名な椅子の部品を展示するスペースは、引き出しを開けるとまた素材などを見学できるおもしろい場所になっている。
「ヴィトラショウデポ」は世界中すべての椅子のアーカイブと言っていいほどの椅子が展示されていて、椅子好きにはたまらない場所だ。
ここに来たら、自分の家に合う家具が絶対に見つかるはずだ。