広尾にある情趣溢れる一軒の古民家カフェ「テネメント」で日常の憩いの場として過ごす

今回紹介するのは、東京都渋谷区の広尾にある古民家のようなおしゃれカフェ「テネメント」です。テネメントとは英語でtenementと表記します。直訳すると「庶民的な長屋」という意味があり、「日常の憩いの場、生活の一部」という意味が込められています。テネメントの外観はもちろんのこと、店内空間も店名の持つ意味を体現した空間構成になっています。

都心に佇む憩いの場「テネメント」

テネメントの位置する国道305号線は、下町のような雰囲気を持ち、庶民的で気取らない気質を持った素敵な通りです。その通りを進むと現れるのが、風情のある一軒の古民家カフェ「テネメント」です。この通りを通って、テネメントのようなおしゃれなカフェが現れたら入店せずにはいられません。

テネメントは築100年を超える二階建ての古民家を改装して作られました。古民家の持つ情趣をしっかりと残しつつも、現代的なデザインをうまく古民家に組み込んでいるように思えます。外観に大きなデザインの変化はなく、暖簾をかけたり、看板を置く程度にすることで、ただの古民家ではなく、カフェであることが明確になります。古民家の持つ情趣とカフェの持つ魅力が通りを通る人の興味を引きます。

入り口を進むと、土間が広がります。古民家といえば、畳や無垢のフローリングをイメージすることが多いと思いますが、土間も古民家や長屋を語る上では欠かせない、非常に趣のある素敵な空間です。土間を大きく取ることで、訪れる人に開放感を与えることができます。テネメントでは、土間に席をいくつか設けているうえ、入り口が格子上の引き戸であるため、内部空間にいても外の見える開放的な状態でカフェを楽しむことができます。

店内に置いてあるインテリアも、古民家の雰囲気に合わせてレトロなものが選定されています。古民家の雰囲気を壊さず、落ち着いた古き良き憩いの場を演出しています。

レコード、CD、電気スタンドも空間にレトロな演出をしてくれます。

レトロな空間で優雅なカフェタイムを

レトロなカフェといえばやはり、ナポリタン。ナポリタン自体も相当美味しいですが、テネメントのレトロな空間で食べるとより一層美味しさが際立ちます。テネメントでは、ナポリタン意外にもチーズケーキが有名です。全九種類のチーズケーキがあり、どれも個性豊かで絶品です。友人と一緒に訪れて色々な味を堪能してみてはいかがでしょうか。

  • テネメント
  • 住所:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿2-39-4
  • 営業時間:11:30-23:00 (不定休)
  •      ※新型コロナウィルス感染拡大中につき、8/31までは11:30-20:00の時短営業。酒類の販売は19:00まで。
  • 電話番号:03-3440-6771