太陽の力を生かしエネルギーを生み出す高性能住宅「casa sole」の全貌!
「ソーラーシステム標準装備」!
それだけでも、極めて近代的な最先端の住宅というイメージはある。
しかし、casa soleが目指すのは、単に電力の出所が火力や原子力ではなく太陽というだけの家ではない。
むしろ、電力依存から脱し、また家そのものを長く持続させることによって環境保全に寄与する、そんな志の高い家を目指しているのだ。
抜群の断熱性、気密性が住み心地のよさを保証する
コンセプトのはっきりした個性的な住宅と定評のあるcasaシリーズだが、その中でも、環境性能の高さと省エネ性能で際立っているのが「casa sole」だ。
真っ黒で三角の切妻屋根の外観は、さながらスイス菓子店のチョコレートケーキのよう。コンパクトでシンプルな造りながら、縦に長い国・日本の北国の厳しい寒さにも、南国の過酷な暑さにも、湿気にも負けない住み心地のよさ、が「casa sole」の自慢だ。
高性能の断熱材、3重サッシなどによって実現した日本の省エネ基準をはるかに超える断熱性、気密性がその住み心地のよさを支えている。
「サスティナブル」という考え方を貫く
また、casa soleのキーワードとなっているのが「サスティナブル(持続可能)」という言葉。これは家の寿命を200年にしたいという構想からきている。
建材ひとつとっても、十年後、数十年後のメンテナンスを視野に入れた選択をしているのだ。特徴的な黒い外壁は、ガルバリウム鋼板。壁だけでなく屋根にも同じ素材を使用し、いわば家全体をガルバリウム鋼板でくるんでいるのだ。築年数を重ねるほどに、味わいが増す無垢の床材、地震対策も万全な太い柱、住む人の健康に配慮した壁紙など、すべてがこの家の永続性を考えて選ばれたものだ。
間取りも、自由に変更できる構造になっており、これも家族構成やライフスタイルの変化に対応できるように、と考えられたものだ。
「パッシブハウス」にとどまらない「アクティブ」な性能
ドイツを筆頭にヨーロッパで増えつつある「パッシブハウス」は、「なるべくエネルギーを消費せずに住むことのできる家」を目指している。冬でも暖かく、夏は涼しく、昼間は太陽光で明るい。そんな家が増えれば、電気の使用量は劇的に減らすことができ、家庭の電気料金の削減というレベルではなく、地球環境にとっての大きなメリットがあるからだ。
casa soleもこの「パッシブハウス」という考え方におおいに啓蒙を受けているが、そこにとどまってはいない。
エネルギー消費を減らすだけでなく、エネルギーを作り出す家にするというアクティブな姿勢をも持っているのがcasa soleなのだ。太陽光発電を標準装備にし、ソーラーパネルがどの家にも搭載されている。それも、外観の美しさを損なうことのない、スマートなデザインでガルバリウム鋼板の屋根にも見事にマッチしている。
ヨーロッパの「パッシブハウス」には正直後れをとっていた日本の住宅だが、ここにきて一気にそれを追い越さんとする高性能住宅が開発されてきている。
そして、casa soleが、その最先端にいることは間違いない。