HOSOO GALLERYで建築家・津川恵理が主宰するALTEMYらが手がける「庭と織物 —— The Shades of Shadows」展が開催。

HOSOO GALLERYにて、日本庭園と西陣織が融合した革新的な展覧会「庭と織物――The Shades of Shadows」が開催されます。日本庭園・能楽の研究者である原瑠璃彦と建築家・津川恵理率いるALTEMY、そしてHOSOOの西陣織の職人が協業し、伝統的な西陣織に現代的な解釈を加え、見る者の心を揺さぶる作品群を発表。3年の歳月をかけて生み出された、庭と織物が織りなす物語。枯山水庭園の静寂な美しさ、四季折々の庭の移ろいを、光と影、そして織物の質感で表現。

HOSOO GALLERYが贈る日本庭園と西陣織の融合

庭と織物 —— The Shades of Shadows

HOSOO GALLERYが贈る、日本庭園と西陣織という伝統と革新が融合した新たな芸術体験。古来より人々の心を魅了してきた日本庭園の静寂と、西陣織の繊細な美しさが織りなす、息をのむような空間が広がります。本展では、日本庭園と西陣織が融合した革新的な展覧会「庭と織物――The Shades of Shadows」が開催されます。日本庭園・能楽の研究者である原瑠璃彦と建築家・津川恵理率いるALTEMY、そしてHOSOOの西陣織の職人が協業し、伝統的な西陣織に現代的な解釈を加え、見る者の心を揺さぶる作品群を発表。枯山水庭園の静寂な美しさ、四季折々の庭の移ろいを、光と影、そして織物の質感で表現します。日本庭園の奥深さを再発見します。

原瑠璃彦

1988年生。静岡大学人文社会科学部・地域創造学環准教授。博士(学術)。一般社団法人 hO理事。専門は日本の庭園、能・狂言。2020年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。著書に『洲浜論』(令和5年度 芸術選奨文部科学大臣新人賞、第15回表象文化論学会賞奨励賞受賞) 、『日本庭園をめぐる――デジタル・アーカイヴの可能性』 。2019年より庭園アーカイヴ・プロジェクトを始動。坂本龍一+野村萬 斎+高谷史郎 能楽コラボレーション「LIFE-WELL」(2013)、「翁プロ ジェクト」(2020–)等でドラマトゥルク担当。

ALTEMY

ALTEMYは一級建築士事務所で、津川恵理、戸村陽、小西隆仁、 丁周磨の4名で構成。代表の津川は、文化庁新進芸術家海外研修 員としてDiller Scofidio+ Renfro (NY)に勤務。神戸三宮駅前広場 デザインコンペ最優秀賞受賞を機にALTEMYを設立。「Incomplete Niwa Archives 終らない庭のアーカイヴ」(山口情報芸術センター[YCAM] 2021)、「サンキタ広場」(神戸市神戸三宮駅前広場2021)、「まちの保育園 南青山」(東京都港区 2024)、「渋谷区公園通りデザインコンペ2040最 優秀賞受賞」など。国土交通省都市景観大賞特別賞、土木学会デ ザイン賞優秀賞、東京藝術大学エメラルド賞、日本空間デザイン賞、 グッドデザイン賞などを受賞。

3年の歳月をかけて紡いだ、庭と織物の物語

庭と織物 —— The Shades of Shadows

3年に及ぶ歳月をかけて生み出された本展は、日本庭園と西陣織の新たな可能性を追求するプロジェクトです。日本庭園研究者の原瑠璃彦をはじめ、様々な分野の専門家が集結し、京都の庭園を3Dスキャン、そのデータを基に西陣織を織り上げるなど、緻密な作業を重ねてきました。

庭と織物 —— The Shades of Shadows

本展では、その過程で生まれた貴重な資料や映像も公開。庭と織物がどのようにして生まれ、どのようにして変化してきたのか、その歴史と物語を紐解きます。

光と影が織りなす、変化し続ける織物の美

本展の最大の特徴は、光によって表情を変える特殊な箔糸を使用した西陣織にあります。鑑賞者の視点や光の当たり方によって、織物の模様が刻々と変化し、まるで生きているかのような躍動感を感じさせます。この特殊な織物は、HOSOOが東京大学筧康明研究室および株式会社ZOZO NEXTとともに共同研究開発プロジェクト「Ambient Weaving」の成果の一つです。伝統的な技術と最先端のテクノロジーが融合した、革新的な作品の数々をぜひご堪能ください。

伝統と現代が融合した「庭と織物――The Shades of Shadows」

HOSOO GALLERYで開催される「庭と織物――The Shades of Shadows」展は、日本庭園と西陣織という、日本の伝統文化を現代的な視点で再解釈した意欲的な試みです。本展では、3年の歳月をかけて生み出された、光と影が織りなす繊細な織物が、見る者の心を魅了します。

庭と織物――The Shades of Shadows

会期: 2024年12月7日(土)–2025年3月16日(日)
会場: HOSOO GALLERY 京都市中京区柿本町412
電話: 075-221-8888
開館時間: 10:30–18:00 (祝日・ 年末年始を除く、入場は閉館の15分前まで)
入場料: 無料
URL:https://www.hosoogallery.jp