公開中映画と合わせて観るべき!映画『ル・コルビュジエの家』が面白い!

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国立西洋美術館が世界遺産に登録されて以後、展示や映画公開などさらに注目度を上げ、ますます勢いが増している近代建築科の巨匠ル・コルビュジエ。現在公開中の映画『ル・コルビュジエとアイリーン追憶のヴィラ』では、天才といわれたル・コルビュジエの嫉妬や欲望といった知られざる一面を美しい映像とともに見ることができます。そんなル・コルビュジエですが、彼が設計した私邸を舞台にしたコメディー映画があるのはご存知ですか??

ル・コルビュジエをもっと知りたい!という人にも、近代建築初心者という人にもお勧めしたいこの作品。早速ご紹介していきます!

こんな隣人嫌だ!思わず苦笑?ブラックコメディ

椅子のデザインで世界的な大成功を収めた証に、名建築に妻子とともに暮らす主人公のレオナルド。ある朝、とてつもない騒音に目を覚ますと、なんとそこには「窓を作りたい」とハンマーで壁に穴をあけている隣家の住人ビクトルの姿が!

この隣人同士のトラブルが、やがて家族の崩壊などさまざまな問題が浮かび上がってくるさまを辛らつに描いています。

20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエが設計した南アメリカ大陸唯一の邸宅クルチェット邸を舞台にしたブラック・コメディー。隣人同士のやり取りがシュールで、奇妙な展開にどんどん引き込まれていくはず!

 ル・コルビジェの建築がトラブルの火種に!

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この作品での注目すべき点は、ル・コルビュジエの邸宅、クルチェット邸を舞台とした人間関係。隣人と主人公の正義感の押し付け合いに、家族が介入してその対立関係はどんどんもつれていきます。

ル・コルビュジエの邸宅は、オープンで風通しが良く開放的。しかしその開放的なデザインは他人からの侵入にも弱いことの裏返しでもあるということを、この作品では面白く、かつ人間関係を通してみることができます。

座ってみたい!椅子に注目。

 ストーリーはもちろん、この映画に登場する椅子に注目してみても面白いんです!

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こちらは主人公のレオナルドが成功するきっかけとなった椅子、プラセンテーロ・チェア。

これはアルゼンチンの新進デザイナー、ディエゴ・バティスタの作品で日本ではプラセンテーロ・チェアとして実在していた椅子なのです。

体をやさしく包み込むようなデザイン、一度座ってみたいですよね。

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そしてもう一つはイェーロ・サーリネンの代表作、チューリップ・チェア。華奢な脚が美しいデザインです。テーブルの下に見える脚の数を減らそうとして考案されたデザインがこの形になったのだそう。

 

いかがでしたか?

現在公開中の映画を見て、ル・コルビュジエの建築に興味を持った方にはかなりおすすめの作品。レンタルDVDや動画サイトなどでみられるので、気になった方はぜひレンタルしては?