馴染み深い東急バスをリノベーション!本格サウナ体験ができる移動型サウナバス「サバス」2号車!

東急バスの長年運行されてきた路線バスが、新たな形で生まれ変わりました。その名も「サバス」2号車。この移動型サウナバスは、サウナ体験を移動中でも楽しめるというユニークなコンセプトを持ち、東急不動産と東急リゾーツ&ステイの関連リゾート施設での運行を開始しました。

東急バスのリノベーションによる「サバス」2号車の運行開始

「サバス」2号車

東急バスは、長年にわたって運行してきた東急バスの路線バスをリノベーションし、「サバス」2号車として新たに運行を開始しました。この移動型サウナバス「サバス」2号車は、東急不動産株式会社および東急リゾーツ&ステイ株式会社が関連するリゾート施設での運行を予定しています。サウナとバスを融合させた革新的なコンバージョンプロジェクトであるこのサバスは、バスを単なる移動手段としてではなく、リラクゼーションと楽しみの空間として生まれ変わらせる試みです。

今回のプロジェクトは、長年利用されてきたバスをサウナに改造するという大胆な発想のもとで実現されました。この取り組みは、サウナーだけでなく、バスを利用する多くの人々に新しい体験を提供します。特に、サウナブームが続く中で、サバス2号車は移動中にも本格的なサウナ体験ができるというユニークな価値を提供しています。このサバスは、異なる利用シーンに合わせた2つのサウナスペースを備えており、それぞれの空間で異なるサウナ体験を楽しむことができます。

サウナ体験ができるこのサバスは、東急バスの路線バスとして培われた堅牢な車体を活用しつつ、インテリアを大幅に改装して本格的なサウナ施設としての機能を持たせています。内部には利用者のニーズに合わせた2つのサウナ室が用意されており、それぞれが異なる利用シーンを想定しています。この新たな試みは、地域の活性化にも寄与することを目指し、全国のリゾート施設で運行される予定です。

サバス2号で「蒸車」体験

「サバス」2号車
 

サバス2号車は、利用者にこれまでにない独自の「蒸車」サウナ体験を提供するためにデザインされています。メインのサウナ室は、バスの「サロン席」をモチーフにしたデザインが特徴です。このサウナ室はコの字型の座席配置を採用しており、利用者は窓から景色を楽しみながら会話を楽しむことができます。中央には、サウナ室に使用された木材の端材で作られた積み木ゲームが設置されており、サウナ体験をしながらリラックスした時間を過ごすことが可能です。

また、もう一つのサウナ室は、「優先席」サウナとして設計されており、定員2名程度のプライベート空間を提供します。この個室感覚のサウナは、1人で利用する際には寝転がることもでき、イベント時にはウィスキングを行うことも可能です。こうした設計により、サバス2号車は多様なサウナ体験を求める利用者に対して、パーソナライズされた体験を提供します。

サバス2号車の設計は、ただのサウナとしてではなく、移動中の時間を特別なものにするための工夫が施されています。バスの「サロン席」を模したメインサウナ室では、利用者同士のコミュニケーションが促進されるように座席が配置され、リラックスした雰囲気の中でサウナを楽しむことができます。また、優先席サウナでは、静かに自分だけの時間を過ごしたい方や、特別な体験を求める方に最適な環境が整えられています。

環境への配慮と今後の展開

「サバス」2号車

サバス2号車は、環境への配慮を考慮し、持続可能な運用を目指しています。この取り組みの一環として、サウナ室を温めるために使用される薪には、東急リゾートタウン蓼科で生産された間伐材が使用されています。この間伐材の利用により、サウナの運用におけるカーボンニュートラルを実現し、CO2の排出と吸収のバランスを保っています。これにより、サバス2号車は循環型社会の実現に向けた具体的な取り組みを行っています。

さらに、間伐材の使用は、森林の脱炭素効果を高めるだけでなく、生物多様性の保護にも貢献しています。この取り組みは、J-クレジット制度認証や自然共生サイト認定の取得にも寄与しており、持続可能な社会の実現に向けたモデルケースとして注目されています。こうした環境への配慮は、サバス2号車の重要な特徴の一つであり、利用者にとっても環境に優しい選択肢を提供しています。

今後、サバス2号車は、東急不動産および東急リゾーツ&ステイが運営する全国のリゾート施設を巡る予定です。各地での運行を通じて、サバスは新たな顧客層の獲得を目指し、地域の活性化に貢献します。また、サウナ体験を通じて、訪れた人々に特別な時間を提供し、リゾート施設の魅力を高めることを目指しています。サバス公式HPやSNSでは、最新の運行情報が提供されており、利用者はこれらを活用してサバス2号車の体験を計画することができます。

全国のリゾート施設を巡る「サバス」2号車

「サバス」2号車は、東急バスのリノベーションにより、移動しながら本格的なサウナ体験を提供する新しい形のバスとして注目を集めています。環境への配慮として間伐材を利用し、持続可能な運用を実現している点でも注目されています。今後、全国のリゾート施設を巡り、新たな顧客を引きつけるとともに、地域の活性化にも寄与する予定です。このサバスは、従来の移動手段を超えた特別な体験を提供し、サウナとバスの新しい可能性を示しています。