一戸建て住宅を利用した「戸建賃貸住宅不動産投資」のメリットとは?

不動産投資の王道ともいえるのが「アパートマンション経営」だ。しかし、一昔前まで一部の地主が行うのが通例であった賃貸経営も、サラリーマン等が副業で行うことが増えてきた。それによって日本の一部の地域では、アパート・マンションの供給過剰状態に陥っている。そのような状況下でも需要が見込めるのが「戸建賃貸住宅」なのである。

単身者用向けではなくファミリー層向け

賃貸物件には大きく分けて「単身者用」と「ファミリー用」に分けられる。それぞれ特徴が異なるが、単身者用は最寄りの駅から近いほうが需要が見込めるのに対し、ファミリー用物件はやや駅から離れていても、需要があることが多いのだ。戸建賃貸住宅はそのファミリー向けに属する。その為、駅から10分以上離れていたとしても、入居者が見込める可能性があるのだ。もしも駅からやや離れたところに遊休地を所有しているのであれば、単身者用のアパートやマンションよりも、需要が見込める戸建賃貸住宅を検討してみるのも良いだろう。

ファミリーは長期間住んでくれる

ファミリー向け物件のメリットは他にもある。例えば単身者用のアパートやマンションであれば、退去のサイクルが早いのだ。特に学生向けに貸している物件であれば、卒業時の3月に一気に退去になることもある。退去が出た場合には次の入居者のために、ハウスクリーニングを施す必要がある。しかし退去者がまとめて出た場合には、その費用もばかにならない。一方でファミリー向けの物件であれば、単身者よりも比較的長く住んでくれる傾向があるのだ。そのためハウスクリーニングの回数も減らせるというメリットが有る。

地震にも強い戸建賃貸

一戸建てを利用した不動産投資では、地震にも強いというメリットが有る。とくに高層階を誇るマンションであれば、大きな地震が来た時に建物にクラックなどが入る可能性もある。しかし、戸建て賃貸住宅であれば2階建てや、高くても3階建ての低層物件なので、地震が来ても影響は限定的である。とくに昭和56年6月以降の、新耐震基準で作られた建物であればなおさらだ。それでも地震のリスクを感じるのであれば、別々の地域に複数の戸建賃貸住宅を持ち、リスクを分散させるという手もある。

戸建て賃貸住宅は未来型の賃貸住宅

戸建て賃貸住宅ではアパートやマンションのように、複数の室数を持つことは不可能だ。しかし、ファミリー向け物件である以上、一度入居が決まれば、末永く住んでくれるのも特徴だ。入居者も庭付きの家であれば騒音等を気にすることもなく、子供を自由に遊ばせることも出来るため、余程のことがなければ末永く住んでくれることだろう。