トレーラーハウス「Earthboat」シードラウンドでの増資を実施し、第一弾が長野県信濃町でオープン!

地球を肌で感じるトレーラーハウス「Earthboat」を手がける株式会社アースボートは、シードラウンドでの増資を実施しました。Earthboatは、宿泊体験だけでなく、日本各地で有効活用されていない土地を活用するアイデアを提供しています。今後、自身の土地を活用したい方や、宿を開業したいと考えている方々などに、躯体の販売、土地への導入提案、送客までをワンパッケージとし、提供される予定です。

そんなEarthboatは、第一弾として4月27日より、長野県信濃町にあるLAMP野尻湖でグランドオープンします。また事業パートナーとして連携し、今後も日本全国に展開される予定です。

地球を肌で感じるトレーラーハウス「Earthboat」

Earthboatは、自然の中で快適に過ごすためのトレーラーハウス型宿泊施設です。

“地球に浮かぶ小舟”をイメージし、より快適に「外」で過ごしてもらうためのツールとして開発されました。室内には、快適に眠るためのクイーンサイズのベッドや、キッチン、シャワー、トイレを完備していますが、リビングは「外」です。

アウトドア用の薪ストーブや、サウナを完備しているので、体が冷えたら簡単に暖を取ることができます。

好みの温度・湿度で楽しめるサウナ

滞在中は、いつでも部屋の隣にあるサウナに入ることができ、自分たちで火入れから行い、好きな温度・湿度で楽しめます。

外のリビングで過ごしつつ、体が冷えたらすぐに温まる。サウナがあることで、より「外」での滞在時間を広げることができる、そんな設計となっています。

水風呂は、地下水から汲み上げた鉄分を含んでおり、水温は年間通して10〜12度です。

そして外気浴では、外にある薪ストーブを利用することも可能なので、部屋に置いてあるドリップコーヒーメーカーを使って、ストーブでコーヒーも楽しめます。

キャンプの良さも味わうホテルライクな室内

室内には、ふかふかのクイーンサイズのベッドが完備されています。

キャンプの良さも味わいながら、ホテルのような快適な睡眠を取ることができるのです。

簡単な調理を行えるキッチンも完備されています。

外でBBQを楽しんだり、コーヒーを淹れたりと、それぞれの楽しみ方を過ごせます。

室内には、トイレとシャワーも完備しています。

地方に眠る土地の活用と、環境への配慮

そして、Earthboatは、日本各地に眠る有効活用されていない土地を活用するアイデアを提供しています。

本来、宿を開業しようとすると、土地を探し、建物を設計し建造、スタッフを雇用するなど、大掛かりな設備投資と運用コストがかかってしまいます。しかし、Earthboatは、宿に必要な機能は全て満たしているため、1台設置するだけで、すぐに宿運営を開始することができるのです。

また、トレーラーハウスの特性としては、土地に対して基礎工事を必要としないため、事業撤退や変更の場合にはEarthboatを動かして、移設や撤去を簡単に行うことができます。そのため、将来土地を元の状態にしてお返しするということが比較的簡単に可能なのです。

現在、日本の観光地で多く作られてきた施設が、老朽化や事業の衰退によって廃墟化し、地域において負の遺産となっています。Earthboatは、これらの課題に対して、トレーラーハウスであることの利点を最大限に活かし、環境負荷が低く、事業の柔軟性も確保した展開が行われていくそうです。

宿の開業パッケージとして提供予定

そして、多くの宿事業者は、設備投資、地代家賃、人件費がかさむことで、利益が出にくい状態になっています。Earthboatは、田舎の土地を活用することで地代家賃を低く抑え、キャンプライクな滞在を提案することと、セルフチェックインのシステムの導入によって管理コストを下げることで健全な利益を出せるビジネスモデルを構築する予定です。

そんなEarthboatは、自身の土地を活用したい方や、地方行政の方々、また宿を開業したいと考えている方々に、躯体の販売、土地への導入提案、送客までをワンパッケージとし、提供されます。

近年注目されている建材、CLTを利用

Earthboatは、近年注目されている建材、CLT(Cross Laminated Timber)を利用して製造されています。

厚さ30mmの国産杉材を4層に重ねて、合計120mmの厚さのパネルを作り、それを壁、床、天井に使って製造しています。これによって、木材の木の厚みだけで断熱、蓄熱を行なっているため、天然の木の温もりを感じながら快適に過ごすことができます。

また、CLTを活用することにより、国産の木材を積極的に活用し、日本の林業への貢献も果たしていきたいと考えられています。将来的には、Earthboatを設置する土地の木材を使ってCLTを製造し、地産地消モデルのEarthboatを作っていく予定だそうです。

Earthboatの第一弾として、長野県信濃町にあるLAMP野尻湖で稼働が開始されます。

宿泊体験だけでなく、環境や土地に配慮した宿の開業も視野に入れることができるのは、まさに宿業の新しい形です。Earthboatでは、雄大な自然に囲まれた場所で、キャンプ体験をアップグレードするという新たな過ごし方ができることでしょう。今後の展開も楽しみです!

Earthboat

所在地:長野県上水内郡信濃町野尻414-1
電話番号:0262582978
宿泊予約:https://www.chillnn.com/17baa91924516f/plan/186ea28dad91b3