100年住み続けられる住宅「casa amare」が暮らしやすい5つの理由!

「100年同じ家に住み続けるとしたら理由は何でしょう?」と聞かれたら、皆さんはなんと答えるだろうか。

「耐久性」、「機能性」、「住みごごち」などの他に、「立地」や、「通気性」など理由は様々だろう。

ただ、どんな人であっても生活を営む空間に必須なのは〝暮らしやすさ〟ではないだろうか。

人々が「家」に求める細かなニーズは、一言でいうと〝暮らしやすさ〟という言葉に集約されているのではないかと思う。

casa amareではそんな「暮らしやすさ」の様々な知恵と工夫が盛り込まれている。

 

〝長持ちする家〟を意識して断熱材を一体化させた、屋根パネル。

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casa amareでは〝長持ち〟を意識して、構造躯体に対する負担の軽減ともなる、屋根素材に特殊な「ガルバリウム銅板」を採用している。

 

「ガルバリウム鋼板」とは、鉄板を基準として、アルミニウム・亜鉛・シリコンからなるメッキ層を持つ溶融アルミニウム・亜鉛合金メッキ剛鉄のこと。

通常の溶融亜鉛メッキ鋼板(通称トタン板)の3〜6倍の耐久性を持つと言われている。

特殊な耐摩加工が施された厚さ0.4㎜のガルバリウム鋼板は、傷がつきにくく、ガラス塗膜を添加しているので、ホーロー製品のような耐食性・耐摩耗性をもつ。

また、赤外線を反射する遮断顔料を配合しており、屋内への熱伝道を制御する働きがある。

施工に関しては、それぞれのガルバリウム銅板を折り曲げて接合させるため、シーリング材のようなものは仕様せずにすむ。

 

天井部には、断熱材を組み込んで一体化した屋根パネルを独自に開発し、部材の機密性を高めることで、断熱性が高まり、なおかつ施工性の向上にもつながっている。

 

機能とデザインを両立させた、美しい屋根裏の姿をつくり出すことに成功したcasa amare。

それはまるで「瓦葺き」のように一枚一枚が重なり合う仕組みである。

ガルバリウム鋼板は非常に軽く、例えば日本の伝統的な建材である「萱」がそうであったように軽量であることが構造躯体に対する負担の軽減ともなるのだ。

 

casa amareではガルバリウム鋼板の耐用年数をおよそ15年と設定している。

これまでの日本の屋根材と比べると、軽く1.5倍は〝長持ち〟してくれる屋根といえよう。

 

日本の伝統美を彷彿とさせる、快適さを考えた杉板の下見張り外壁!

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家の中で快適に過ごすには「過ごしやすい気温」がかなり重要だ。

そこには断熱・気密性能が大きく関わってくる。家の断熱性能や気密性能を示す数値において、casa amareは次世代省エネ基準をクリアする仕様だ。

一年を通し、快適さが持続する家のスペックを誇るといっていい。

 

その内側は三重構造の通気層、アルミ遮断熱シート、硬質ウレタンフォームとなる。

厚さにして115㎜の断熱構造。暑い夏は外気の熱を遮断し、家の中の冷気を逃がさない。

寒い冬には、外の冷気を中に伝えず、家の中の熱は逃がさない。

快適に過ごせる造りであると同時に、その外観も美しい。

 

御影石で〝風格〟と〝風情〟のある庭へ。

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casa amareの玄関の床にはバーナーしあげの御影石を用いている。

石の表面を強い火で焼くことで、石の結晶群が変化し、独自の肌合いに仕上がる。

家の玄関に風格と堅牢な印象を生み出している。

 

また、日本独自の風情もこの空間から生まれている。

 

茶室の文化を取り入れた〝落ち着き〟のある空間。

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近年、天井高を高く取ることが流行だ。

しかし、高くすることだけで、その空間はほんものの開放感を得られるのだろうか。

低さが圧迫感につながるような空間であれば、それはナンセンスだが、逆に高さを抑えることで、空間に〝落ち着き〟が生まれることもある。

casa amareには、このように高さを抑えた空間に、つながるようにして高い吹き抜けが存在する。

この空間の高低こそが、「落ち着く」「広々としていて気持ちがいい」という感想につながるのだ。

 

茶室の文化がまさにそれだ。

casa amareでは、吹き抜けの位置は間取りによって自由に設定できる。

欧米的な言い方をすれば「フリースペース」、日本的には「縁側」である。

このスペースをいわゆる「縁側」より広くとっているので、「広縁」と呼んでもいいだろう。

 

広縁の使い方は住む人にとって様々だ。昔ながらの日本人のように、日がな1日をのんびりするもよし。広縁は、静的な空間にも、動的な空間にも使える。

ただ一ついえることは、家の中でもっとも居心地のいい空間になるであろうということだ。

 

使い勝手の良いキッチンの設備で、動的空間〝生きた家〟を表現。

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将来的に土間を設けることも可能だ。

casa amareには標準で、使い勝手の良いキッチンの設備が整っているが、土間を設けることで、家の中にさらなる動的な空間を作り出すことができる。

動的空間を作ることで家に〝活気〟が生まれ、生きた家となるわけだ。

 

広縁・濡れ縁・そして庭。室内にいながらにして外の自然や背景とつながったような感覚は。

日本建築のもっとも大切にしていきたい美意識の一つである。

日本の「美」を継承し、日本の暮らしの知恵を受け継ぐ家。

そうした「美」や「知恵」が、数十年という短い尺度で消え失せてしまうはずがない。

 

きっとそれは100年単位のものだ。

 

 

casa amareの家造りの尺度も、同様だ。

100年住み続けられる住宅「casa amare」が暮らしやすい理由は、先人たちが残してくれた「美」や「知恵」を、現代の暮らしに合った形に表現しているからではないかと感じた。