戸建賃貸住宅のインカム住宅なら事業ローンが利用できて家賃収入を住宅ローンに充てられる

インカム住宅をご存知だろうか。マイホームに住みながら家賃収入を得られるという、比較的始めやすい不動産投資の一種である。ここではインカム住宅とは何か、インカム住宅を建てる方法やメリット・デメリットについてご紹介していく。不動産投資を始めたいが、どんな物件での投資が良いか迷っている方はぜひ参考にしてほしい。

インカム住宅という不動産投資

インカム住宅とは、マイホームを建てる際に戸建賃貸住宅を同じ敷地内に一緒に建て、マイホームに住みながら戸建賃貸住宅を経営して家賃収入を得る不動産投資の方法である。不動産投資はマンションやアパートで行うのが一般的だが、戸建賃貸住宅は現在需要に比して供給が少ない。特に子育て世代から支持されているは戸建賃貸住宅である。また、子育て中は子供の転校を嫌って引っ越しを避ける傾向にあるため、長期間入居するケースが多く空き部屋になりにくい。この2点で、アパートやマンションの経営に比べてリスクが少ないと言える。

インカム住宅を建てるには

アパートやマンションを建てる場合には、駅に近いなどの立地が重要である。共用部分が必要なため、それなりの大きさの土地も必要だ。しかし、戸建の賃貸住宅を求めている人は子育て世代が多いため、子供が学校に通いやすく緑は多いか、公園が近くにあるかなどの住環境を重視する。そのため、駅から遠くても借り手がつく。また、アパートやマンションに比べて土地が狭くても建てられるため、狭小地の有効活用にもなる。

インカム住宅のメリット・デメリット

インカム住宅を建てる際には事業ローンを組むことができる。住宅ローンよりも金利は高めになるが、収入の10倍から20倍の融資を受けられる。個人の収入だけでなく賃貸物件の収益も審査の対象になるため、投資計画がしっかりしていれば審査も通りやすくなる。戸建賃貸住宅は空室のリスクが少ないため、アパートやマンションよりも有利な条件で事業ローンが受けられる可能性がある。

インカム住宅のデメリットは、戸建賃貸住宅の借り主が隣人になることである。同じ敷地内に住むことから顔を合わせることも多くなり、ちょっとしたことでトラブルになると辛い思いをすることもあるため、理解してから建てることが肝心だ。

マイホームをインカム住宅で建てると将来の生活設計ができる

現在戸建ての賃貸住宅は不足しているが、子育て世代にニーズがあるため、賃貸期間が長く空室になりにくい。立地条件が悪くても住環境が重視される傾向にあることから、狭い土地を有効利用できる。また、融資額が高い事業ローンを借りられ、家賃収入を住宅ローンの返済に充てることもできる。ローンの返済が終わっても家賃収入を得られるので、老後の生活資金に回せる。検討する価値は十分にあるだろう。