マイホームののローン返済の負担を大幅に軽減できる戸建賃貸住宅を使ったインカム住宅
アパートやマンションなどの集合住宅をイメージされがちな不動産投資で、注目を集めているのがインカム住宅です。一つの建物で自宅と投資用賃貸の両方を手に入れられるインカム住宅には、集合住宅とは異なる数多くの特徴があります。空室リスクの軽減を始めとしたメリットを含めて、戸建賃貸住宅ならではの特徴を理解することが大切です。
住宅ローンの負担減に事業ローンを使う
インカム住宅による不動産投資における、大きなメリットが住宅ローンの負担減です。住宅を購入する時に大半の人が利用するローンは、車や家電製品と違って、完済までに平均30年前後の期間が必要になります。住宅の購入するタイミングが遅くなった場合、高齢になった時に返済が難しくなるケースも少なくありません。自宅と賃貸の両方を兼ねるインカム住宅であれば、事業ローンを使って借主が支払う家賃を実質的な住宅ローンに充てることができます。家賃の額は固定されているので、年齢を重ねても無理のない範囲で返済を続けていけるのが強みです。集合住宅に比べて、戸建賃貸住宅は長期利用を希望する人が多いので、借り手が見つかれば空室による収入0の状態が起こり難いというメリットもあります。
住居でも事業ローンが適用される
住宅ローンで金融機関から借入できる金額は、年収の5倍から8倍程度と言われています。返済の負担を少しでも軽減するために、20代で家を購入しようとしても、年収が少なくまとまった金額が用意できないケースも多いのが実情です。一つの建物で自宅と賃貸の両方を兼ねる戸建賃貸住宅の場合、投資目的で購入する形にすれば事業ローンが適用されます。事業ローンは最大で年収の20倍までの融資を受けることができるので、社会人経験が浅く年収が少ない人でも数千万円近く借りることも可能です。事前に用意できる金額が多ければ、間取りや設備にもこだわることができます。賃貸物件の借り手探しをする上で、有利な条件を揃えられるのもインカム住宅ならではの魅力です。
狭い土地でも建てられる
不動産投資で選択する人も多いアパートやマンションなどの集合住宅は、まとまった部屋を確保しなくてはいけません。住居スペース以外のエントランス部分も含めると、最低でも60坪程度の広さが必要です。一方、インカム住宅は自宅兼賃貸の戸建なので、狭い土地を利用した狭小住宅でも始められます。これにより、費用の問題で集合住宅では難しいとされる、利便性の高い都市部や駅周辺といった好立地を選択することも可能です。飲食店や公共交通機関が充実しているエリアは、入居を希望する人も多く、相場よりも高い家賃に設定しても問題ありません。家賃収入が増えれば、住宅ローンの負担減に加えて将来に備えた貯蓄もできます。
ターゲットを明確にする
家に備え付ける設備や内装は、家族構成や入居者の年齢で大きく変わります。小さい子供がいるファミリー層であれば部屋数を多くする、高齢者夫婦向けの場合は階段に手すりを付けるなどバリアフリーを意識しなくていけません。不動産投資目的でインカム住宅を購入する時は、空室期間を作らないようにターゲットを明確にすることが基本です。