知っていればこわくない!不動産投資の5つのリスクとその回避策!

不動産投資に限らずあらゆる投資にはデメリットやリスクは付き物。成功する方法や効率的な方法を学ぶだけではいざと言うときにパニックになりかねない。かと言って、過剰に危険を煽るような情報だけ鵜呑みにするのも危ないと言っていい。

不動産投資で成功するには、過不足なくしっかりとデメリットやリスクと言ったマイナス面を認識して投資を行った方が賢明だ。今回は不動産投資のリスクとその回避策を簡単に紹介する。

1.空室リスク

せっかく不動産投資を始めようと物件を購入しても、肝心の入居者が現れずに空室のままでは家賃収入は得られることはない。マンションのワンルームでも小さなアパートでも大規模なマンションでもそれは同じだ。安定した家賃収入を得るためには需要の高いエリアや場所の物件に投資する必要がある。

例えば、23区内の駅近の物件や地方都市であっても大きな企業のある場所で通勤圏内であるなどそれなりのエリアが好ましい。また、物件のタイプもそのエリアに見合ったものがいいだろう。好条件の地方都市であれば戸建賃貸と言う選択肢もある。

2.家賃滞納リスク

入居者が決まっても今度は家賃の滞納リスクがある。単純に払い忘れの場合もあるが、入居者の支払い能力の問題もある。それを回収するのもまた労力がかかる。

それを回避するには、賃貸管理会社に家賃の回収を一括して依頼するのがいいだろう。こうした業者の中には滞納された家賃を保証する会社もあるので有効活用すべきだ。それでも手数料などがかさむことは考慮しておこう。

そもそもであるが、ステータスが良い入居者が選ぶような物件を用意して家賃を滞納されないようにすることも大切だ。

3.債務超過リスク

投資全般に言えることだが、考えられる最大のリスクは借金と債務超過だろう。空室や家賃の滞納が発生すると返すべき借金が返せなくなり、経営破綻ということになりかねない。債務超過リスクを避けるためにはやはり過度な借金や投資は避け、できるだけ確実に返すことができる分だけ借金したり、返す余裕があるときに繰り上げ返済していくことが良いだろう。

4.資産価値や家賃の下落のリスク

株やFXなど実態のない投資と異なり、不動産は実態があるゆえに時間の経過と共に資産価値は下落していく。また、物件の劣化だけでなく、その物件のエリアでの需要が落ち込めばその下落率も高まる。

このリスクを減らすためには、最初に将来を見越した物件のエリアを選定し、その後も物件のメンテナンスで物理的な価値の低下を最小限にする必要があるだろう。

5.天災リスク

2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震と多くの建物が地震や津波で倒壊した。東海・東南海地震はいつ来てもおかしくはないし、宮城沖地震もまた来ると言われている。日本である以上はどうしても地震などの天災からは逃れられない。

津波はエリアによるが、地震によるリスクは1981年の耐震基準の物件を選ぶことで倒壊のリスクを避けられる。また、火災も鉄筋コンクリート造の物件を選んだり、木造であっても耐火性の強い住宅を選んだりすることでリスクを軽減できるだろう。

 

5つのリスクをピックアップしてみたが、完璧ではないもののそれぞれに回避策は必ずある。こうした回避策や保険を検討することで不動産投資の失敗の可能性は確実に減らすことができるだろう。