土地活用で賃貸経営を考えるなら「戸建賃貸住宅」の建設を考えよう！

土地は所有しているだけでは、インカムゲインを生み出しません。逆に固定資産税などでお金が出て行くばかりです。土地を所有しているのであれば、その土地に最適な有効活用方法を考えるべきでしょう。昔から地主はアパマン経営を考えがちですが、日本の一部の地域では供給過剰になっている場所もあります。そのような場所では他の方法を考えるべきです。

賃貸経営の王道「アパマン経営」の陰り

地主の土地活用では、アパートやマンションを建てるのが一般的であった時代がありました。たしかに日本の人口が増加しているのであったり、その地域が活性化しているのであれば、それで問題ありませんでした。しかし、日本の人口は減少傾向にあるのと同時に、過疎化が進んでいる地域もあります。そのような地域でアパマンを建てても、最初から空室が出ることが考えられます。新築のアパマンでは「新築プレミアム」といって、基本的に最初は満室やそれに近い状態になることが多いのです。ところが新築であるにもかかわらず空室が出るという事は、その時点でアパマン経営は失敗していると考えられます。銀行からのローンを組んで行っている場合には、心配の種がつきません。

安定の戸建賃貸経営

今の時代は新築賃貸住宅と言えども、空室が出る場合があります。それを防ぐためには、他の賃貸住宅との「差別化」を図ることが重要になります。その一つの方法が「戸建賃貸住宅」なのです。戸建賃貸住宅の数は、アパマンと比べると需要に比べて、供給が少ない地域が多くみられます。そのような地域に土地を所有しているのであれば、建てる価値はあります。

すでに所有している土地に、新築の戸建賃貸住宅を建設するという方法以外にも、中古の家を所有している場合でも、賃貸経営を始めることが出来ます。その場合には水回り等のリフォームをしてから、貸し出したほうが良いでしょう。所有者の中には空き家のまま放置している場合もあります。放置するくらいならば貸しに出したほうが、定期収入も得られますし近隣住民にも安心されます。

ファミリー向けにはぴったりの戸建賃貸

戸建賃貸経営では基本的に借りてくれる人は、単身者よりもファミリーが多くなります。特に子供がいる家庭に貸す場合には、子供がいくらはしゃいだとしても、アパマンのように長屋タイプではないので、騒音トラブルも発生しにくくなるメリットが有ります。さらに庭もあるので、駐車場として利用しても良いし、自分の趣味に利用することも出来ます。さらにファミリータイプの人たちは、単身者よりも長く住んでくれる人も多く、家賃収入も安定しています。土地活用を考えるのであれば、アパマン以外にも「戸建賃貸住宅」という方法もあるのです。

立地が良くなくても需要あり

所有する土地の立地がやや悪かったとしても、戸建賃貸住宅の場合には敷地内に駐車場さえあれば、立地の悪さをカバーすることが可能です。立地が悪いからと賃貸経営をあきらめている人であっても、一戸建てを建設したり中古の戸建てをリフォームして「戸建賃貸住宅」として貸し出せば、不動産賃貸業を始めることが出来るのです。