太陽光発電を標準装備した戸建賃貸住宅Re Earth casita 地球を再生する家が「いしかわエコデザイン賞」を受賞

石川県で販売されている、太陽光発電を標準装備した戸建賃貸住宅「Re Earth casita 地球を再生する家」。今まで持ち家オーナーしか太陽光パネルの設置が難しかったところ、賃貸にも環境に優しい選択肢を選べるよう、ハウスメーカー「ラクラス株式会社」とソーシャルベンチャー「ハチドリソーラー株式会社」が提供しているサービスです。そんなユーザーにも環境にも優しいサービスが、「いしかわエコデザイン賞」を受賞しました!

「Re Earth casita 地球を再生する家」がいしかわエコデザイン賞を受賞

「いしかわエコデザイン賞」とは、低炭素(地球温暖化防止)、里山里海保全などの自然共生、資源循環(3R)、環境保全のための情報発信やパートナーシップ(参加・国際的取組)など、持続可能な社会の実現に向けて生み出された、石川発の優れた「製品(モノづくり)」「サービス(コトおこし)」を育て、発信していこう、という賞(公式サイトより)。石川県内の企業やNPO、高等教育機関などが環境問題に取り組む方が応募でき、2022年はRe Earth casita 「地球を再生する家」を含め、16のサービスや商品が受賞しています。

デザインとは見た目の姿や装飾だけでなく、製品やサービスを生み出すコンセプトや姿勢まで含んでいるのだとか。Re Earth casita 「地球を再生する家」は持ち家のみだけでなく、賃貸にも太陽光発電を備えた新たなエコ型住宅を提案したことや、災害時にも使える機能性の高さが評価されました。

Re Earth casita1棟で、年間3トン以上のCO2を削減

「ラクラス株式会社」と「ハチドリソーラー株式会社」の両者の取り組みによって生まれた、本サービス。ラクサス株式会社の“賃貸で暮らす人が自然エネルギーを選択できる建物を提供したい”と、ハチドリソーラー株式会社の“環境負荷最小限に自然エネルギーを増やしていきたい”の想いから、「Re Earth casita 地球を再生する家」が実現しました。

太陽光パネルで発電した電気は、入居者が使い放題。余った電気は売買して家賃から割り引かれ、入居者にとっては電気購入料が減少し、災害時に電力が使えるというメリットがあります。オーナーは無料で太陽光を設置でき、物件付加価値が向上。Re Earth casita1棟あたり、年間で3トン以上のCO2を削減が可能。30年間で94トンものCO2を削減できることになり、東京ドーム4.9個分の植林効果が期待できるんです。

賃貸でも自然エネルギーを当たり前に選択できる社会に

Re Earth casita 「地球を再生する家」は、賃貸でも消費者が自然エネルギーを当たり前に選択できる社会を目指すサービス。今後は多様な生活スタイルに合わせて、太陽光発電だけでなく、蓄電システム・V2Hシステムを搭載した戸建賃貸パッケージプランを展開する予定だといいます。これなら、賃貸の太陽光発電で電力を賄い、完全自家消費も可能になるかもしれません。