アパマンと戸建賃貸住宅の賃貸経営の違いを比較してみよう。

アパマン経営を副業として始めたいと考える人は多いが、いろいろな面で不安を抱えてしまい、結局断念してしまうケースもある。アパマン経営は、初心者には難易度が高い場合も多い。だが、初心者向けの賃貸経営がある。それが「戸建賃貸経営」である。いったいアパマン経営とはどのような違いがあるのだろうか。両者を比較してみよう。

アパマンは戸数が稼げる

1棟物のアパマンは2階建て4世帯や6世帯など、戸数が複数あるのが特徴といえる。それと比較して一軒家の賃貸経営の場合には、貸せるのは1世帯だけである。これだけ見るとアパマンのほうが有利に見えるが、アパマンは地域によっては供給過剰になっている場所が多いのも事実だ。そのような地域に建てても空室に悩まされる場合が多い。しかし戸建賃貸住宅は需要のある地域も多く、このような地域を探し出して、賃貸経営を始めれば、成功率も高まるのである。その為には需要のある地域をリサーチすることが重要だ。

戸建賃貸なら自主管理も可能

アパマン経営のように、戸数が複数の物件を経営するとなると、サラリーマンが副業として行う場合には、管理が難しくなることが多い。ところが、戸建賃貸の場合であれば、複数の戸建物件を所有していたとしても、自主管理で運営することも可能だ。もちろん遠方に物件がある場合には難しい場合も多く、そのような物件を所有するのであれば、管理会社に管理を任せるほうがよいだろう。自主管理をすることのメリットは、管理費が掛からないということと、管理の仕方を学べるということも大きい。

戸建の入居者は庭の草刈りもしてくれる

アパマンの場合、所有する物件の管理は必至だ。特に共用部の電球の交換や、雑草の除去なども大切な仕事である。アパマンの場合自主管理であれば、大家自らが率先して雑草取りなどを行わなければならない。しかし、戸建賃貸の場合には庭の雑草などは、入居者が刈り取ってくれる場合もある。他にもアパマンのような共用部もないので、電球の交換等も不要だ。さらにエレベータなどもないので、点検費用も必要ない。このように戸建賃貸住宅は、アパマン経営で発生する費用のいくつかを浮かすことが出来るのである。

戸建はアパマンにはない魅力がいっぱい

一見同じように見える賃貸経営でも、アパマンと戸建賃貸住宅では、費用や手間暇の面でこのような違いがあるのである。アパマン経営に躊躇してしまいがちな初心者でも、戸建賃貸住宅であれば、すんなり始められる賃貸経営といえるだろう。アパマン経営ほど大規模ではないものの、小さく始めたい場合には、うってつけなのが戸建賃貸経営といえる。