戸建賃貸住宅って何!?一軒家の賃貸経営のメリットデメリットとは!?

近年需要が高まり続けている戸建賃貸、アパートやマンションを経営するよりも利益が多く出せることで人気だ。手持ちの家を活用したい、税金対策に利用したいという人にもお勧めである。今回、戸建賃貸経営にはどのようなメリット・デメリットがあるのか詳しく説明していく。特性やリスクをしっかり把握しておくことは賃貸経営にとってとても重要である。

戸建賃貸経営はアパートやマンション経営とどう違うのか

これまでの戸建賃貸経営と言えば、居住者が転勤などにより一時的にその土地を離れることで物件を貸し出したり、住み替え後に中古戸建を売却せずに貸し出すことが一般的であった。しかし、現在では新築の戸建を自分用ではなく賃貸用に建設し、戸建賃貸経営を行う人が増えている。ちなみに、アパートやマンションとの経営の違いは、ローコストやリスクといった点である。アパート全体を所有する場合は多額の建設費用がかかり、マンションの場合もなかなか居住者が見つからず思ったような家賃収入が得られないということがある。また、近年不動産投資は飽和状態であり、新築後3年が経過した物件は家賃収入がかなり下がってしまうのだ。アパートやマンション経営をする場合は立地がよいかどうか、需要があるのかどうか、あらゆる角度から検討しなければいけない。

戸建賃貸経営のメリットについて

では、戸建賃貸住宅を経営することはどのようなメリットがあるのだろうか。まず一つ目に利回りの良さがある。アパートやマンションの場合、各部屋にキッチンやトイレなどを設置する必要があり、建設費用が必然と高くなる。その点、一軒家の場合は建設費用を抑えることができるため、アパートやマンション経営に対し、約10%を超える利回りを期待できると言われている。次に立地に左右されにくいこともメリットだ。立地条件の良さは賃貸住宅に欠かせないことであるが、戸建住宅を希望する人の多くは小さな子供のいる家庭である。その場合、駅より離れた場所であったり、閑静な場所が好まれたりするので、戸建賃貸は立地条件に左右されないケースが多いのだ。三つ目に、戸建賃貸は入居期間が長くなりやすいことがメリットである。マンションやアパートの場合、子供が生まれたなど家族が増えた場合に間取りの少なさから退去するということがあるが、戸建住宅の場合その可能性が低くなる。家族構成に変化が出ても長く住み続け安いのが戸建の特徴であるため、空室のリスクなどが回避しやすいのである。

戸建賃貸契約のデメリットとは

反対に戸建賃貸住宅のデメリットとして次の二つが挙げられる。まず初めに、長い期間空室になる恐れがあることだ。入居期間が長いというメリットがある一方、一度居住者が退去してしまうと長い期間空室になるリスクが出てくる。次に、アパートやマンションと異なりリフォームやメンテナンス費が高額になりやすいということだ。部屋数が多いだけではなくキッチンやリビングなど対象となる部屋が大きいということで費用も高くなってしまう。

賃貸経営を始める前に、まずは特性とリスクを知っておくこと

戸建賃貸経営はマンションやアパートの経営よりも利回りが良い、立地に関係なく需要がある、入居期間が長くなりやすいという点でメリットが多いと言える。また、家賃を高めに設定できたり、節税対策にも活用できるため、これからも人気は高まり続けるだろう。一方、リフォーム代やメンテナンス費が高額になりやすいといったデメリットもあるため、特性とリスクをしっかり把握しておくことが大切だ。