【Airbnb事例】イタリア・ナポリで天井が高くてセンスが良い、魅力的な都市型リスティング。
Airbnbで民泊を始める以前に、日本ではそもそも海外でAirbnbを使って宿泊した経験がある人はそもそも少ないだろう。#casa 編集部では、海外渡航の際には既に幾つかAirbnbを使って宿泊したことがあるが、今回は渡航先のリスティングの中でも高評価の物件に実際に泊まって見ることにした。
アクセス良好・ナポリの街中の都市型リスティング
ナポリの中央駅からメトロで2駅、そこから徒歩5分程度の都市型リスティング。ナポリの観光名所やカプリ島などの船のターミナルにもほど近くアクセスは良好だ。
Airbnbには出張対応という項目があり、Wifiや自由な時間でのチェックインなど旅行ではない人への配慮がなされたリスティングもある。今回#casa 編集部が泊まった場所も出張対応の部屋で不自由することがなく快適だった。
高い天井の広々とした空間をリノベーション
ナポリに限らずイタリアだけでなくヨーロッパの街では、昔からある建物を改修して使い続けるため非常に古いことが多い。ただ、その分リノベーションやインテリアコーディネートの発想が発達しているため古いというデメリットをメリットに転換する術を持っている。このナポリのリスティングは古い建物でエレベーターも遅かったり、室内に不要な段差があったりとネックになりそうな要素が多いが、3mはある高い天井を活かして明るく広々とした空間を作っていた。
日本では狭い不動産物件が多いが、それを和テイストを入れるなどしてメリットに変えて行くことが重要だろう。
家具は決して高いものではないものの、オレンジなどのアクセントになる色を入れた上でしっかりとコーディネートされている。また、ダイニングやキッチンと対峙するカウンターにはペンダントライト、それ以外は間接照明など空間をしっかりと意識して照明が設置されていた。
こう言ったところは単純に、国内外問わず評価の高いリスティングを見て勉強したいところだ。
大きな寝心地の良いベッドや安心感のあるロフト
2LDKの主寝室は大きなクイーンサイズのベッドが設置されていて、ベッドメイキングもホテル並みにしっかりしてある。長期滞在するユーザーが多いAirbnbはベッドの寝心地は重要な要素の一つである。
ここだけでホテル並みの広さがあるもう一つの寝室は、高い天井を活かしてロフトの上がベッドになっていた。階段下が収納になっていてユニーク。収納も大きい。
リビングのソファーは、ベッドも兼ねているので大勢が泊まっても対応できる。
長期滞在できる充実した設備とアメニティ、サービスの飲み物など
Airbnbはその土地に暮らすように旅することがコンセプトである。ホテルのように至れり尽くせりではない、自宅で料理したり、洗濯したりと言った生活の延長上のような旅行や出張が可能だ。5つ口のキッチンに2層シンクと、日本の一般住宅では中々目にすることのできないキッチンは料理が好きな人には嬉しい。洗濯機もあるので自宅と変わらない過ごし方ができるだろう。
また、このリスティングのようにコーヒーや紅茶、ミネラルウォーターなどがサービスで置いてあるとユーザーとしては嬉しいもの。おもてなしを感じさせてくれる。
タオルやシャンプー、石鹸など基本的にはないことが普通だが、これもユーザーにとっては嬉しいサービスだ。一つ注意したいのは、海外の洗濯機や衛生器具などが使い勝手が違うように、訪日外国人も日本製品の使い方がわからないなどが起こり得る。
ホテルとは異なるAirbnbなどの民泊は、旅行などで実際に利用して見ないと中々ユーザー目線に立てない。確かにセミナーなどで得た情報は重要だと思うが、実際に旅行や出張で利用してみて体験することが近道だ。このナポリのリスティングはイタリア・ナポリらしい生活を体験できたし、リスティング自体というより訪日外国人が何を思って何の目的で日本に来ているか逆の立場で見ることができて非常に良い体験だった。