「持つ安心」「持たない強み」あなたはどっちを選ぶ?持ち家・賃貸の徹底比較!

あなたは持ち家派?それとも賃貸派?そのどちらにもメリット・デメリットは存在する。だからこそ、その選択には、正解・不正解はなく、それぞれの人によって異なるライフプランに合う方を選択すると良いだろう。そのためには、まずは「持ち家」「賃貸」それぞれの特徴や魅力を知ることから始めてみよう!

資産になる持ち家!保有することで「安心」を備える

住宅を購入する際に資金調達の手段として金融機関から資金を借りる「住宅ローン」。「借入」をすることに不安を感じてしまう人も多いのではないだろうか?しかし考え方次第では、「マイホーム=土地+建物」を購入することは、未来への資産を残し、家庭の安心に繋がると捉えることもできるだろう。

持ち家の魅力・その1 資産を所有できる

持ち家・賃貸には「決定的に違う要素」がある。それは、持ち家は将来自分の資産となるということだ。月々、住宅ローン・家賃として同じ金額を支払うとしても、住宅ローンは「自分の将来に対しても支払いをしている」意味が含まれているのだ。つまり住宅ローンの場合、金融機関に支払う利息を省いた元金が「自身の資産に変わる」と言える。

持ち家の魅力・その2 シニア後期の支出負担が軽い

持ち家は、住宅ローンに加えて、諸経費や固定資産税、将来のリフォーム代など様々な支出が発生する。一方で賃貸では、現役時代・シニア後期に関わらず、家賃を支払い続ける。しかし持ち家の場合は、シニア後期においては、賃貸に比べて「支出が少なくなる」のが一般的だ。働ける時期や老後のそれぞれのライフバランスに沿った収支管理ができることは持ち家のメリットと言えるだろう。

持ち家の魅力・その3 住まい設計の自由度が高い

これからの人生を共に過ごす空間だからこそ、自分好みのライフスタイルを大切にすることは、決して贅沢なことではないだろう。そんな「自由設計」で家を建てることが、持ち家ならば叶いやすい。これは、持ち家の大きなメリットの1つと言えるだろう。家を建てた後も、生活に合わせてリフォームや増築したりといったアレンジが効きやすいのも嬉しいポイントだ。

どんなライフプランにも合わせやすい柔軟さが魅力的な賃貸。

所有をしないことへの安心感、そして柔軟性が高いことは、賃貸の一番の特徴と言えるだろう。例えば、転勤が多い家庭や、これからのライフプランがまだ固まっていない方にもピッタリだ。しかし、「現状」だけを見てしまいがちな点には注意が必要。賃貸を検討する時こそ、長期的なライフプランや資産全体についてもしっかり把握しておくと良いだろう。

賃貸の魅力・その1 初期費用が少なくて済む

持ち家は諸経費や固定資産税など、住宅購入時の頭金や住宅ローン以外に多く費用がかかる。一方で賃貸では、初期費用が少なく、初期段階から比較的一定の支出を保ちながら暮らすことができるため、ライフバランスが取りやすいと考えることもできる。

賃貸の魅力・その2 引越しがしやすい

生活の形態が変わろうと、近所とのトラブルが起ころうと「引越せばいいわ」と考えることができる賃貸。なんといってもその柔軟性が賃貸最大のメリットだろう。コロナ禍による地方移住が人気を見せる昨今、さらに賃貸の需要は増えつつある。

賃貸の魅力・その3 万一の災害時にはリスクが少ない

災害への危機管理は、持ち家の所有を躊躇する課題の1つ。それと比較して「持たないことを強み」とする賃貸は、持ち家と比べて「万一の大雨や地震による被害リスク」が一般的に低い。もちろん、賃貸マンションによる水漏れ時の家主補償や災害時の家財は自身で守る必要があるため、賃貸の場合でも家財のみでの保険加入などの対策を行うことをお勧めする。

信頼できる情報を収集しながら「理想の住まい」を実現しよう

住まい方を考えたときに「持ち家」「賃貸」双方良い部分もあれば留意点も存在する中で、どちらを選ぶかは、住まう人によって様々。自分に合った選択をするためには、まずは住宅のプロに相談しながら「情報をしっかりと集めること」から始めてみてはどうだろうか。