インバウンドツーリストはどんな観光地がお好き?日本で海外ツーリストに人気の地域は?

東京オリンピックの影響で年々増えつづける、インバウンドツーリスト。それに伴い、海外ツーリスト向けの不動産物件や、宿泊施設などの動きが好調だ。

「casita  journal」でも、戸建賃貸「casita」をさらによりよく活用する方法として、海ツーリスト向けの宿泊施設「Airbnb(エアビーアンドビー)」などをご紹介してきた。今回は、海外ツーリスト向けの不動産運営を考えてる方、また不動産賃貸の空室リスクのリスクヘッジに「Airbnb」などを利用したいと考えている方に向けて、海外ツーリストに人気の地域をピックアップしてみた。

都道府県別に見る海外ツーリストの宿泊傾向。

2年前の、2015年に日本に来た外国人は約1900万人ともいわれ、それ以前に比べると4割以上増加しているという。外国人の来日数は東日本大震災が発生した2011年に落ち込んだものの、その後は回復。さらに、円安や査証(ビザ)の発行要件が緩和されたことにより年々増加している。

国、地域別で見ると、トップは中国人、また日本政府がベトナム人へのビザの発行要件を緩和したことなどを背景にベトナム人の訪日客数が増えている。

観光庁の宿泊旅行統計を探ると人気の地域としては、1位 が東京都、2位が大阪府、3位が北海道、4位が京都府、5位が沖縄となっている。外国人宿泊者を都道府県別に見ると宿泊者数のトップは東京都だが、観光需要として地方の伸び率も注目すべきところ。

観光地域以外にもドラマや、映画のロケ地周辺も人気。

また、外国人ツーリストに人気の観光スポットの一つに、映画やドラマのロケ地なども含まれる。例えば佐賀県などで撮影されたタイの映画が14年に同国で公開されて以降、ロケ地を訪ねるタイ人観光客が増えたりと意外なところでの観光需要も大きい。

国・地域ごとに日本を訪れる都道府県を調べると、買い物や飲食、レジャースポットが目的とするツーリストは「大阪」へ、日本の歴史や文化を感じたいツーリストは「京都」へ、雪の降らない国々からは、スキーや雪化粧を楽しむ観光として「北海道」が人気。また、アジア圏のなかでも沖縄の海は格別に美しいとされ、アジア圏のバカンスやリゾート地として人気が高い。

外国人観光客が日本で楽しみたい事とは?

訪日外国人が日本の観光で楽しみたいことは様々だ。中国、香港、タイ、シンガポールなどアジア圏から訪れる人は、「ショッピングを楽しみたい」「和食を食べたい」など、イギリス、アメリカといった欧米の先進国からのツーリストは「豊かな日本の自然に触れたい」、「日本の文化に触れたい」といった目的が多いようだ。

 

他にも、テーマパーク・温泉・農村・舞台鑑賞など、外国人でも楽しめる観光資源が日本には多い。海外ツーリスト向けに不動産投資を考えるならば、都心に拘らずとも土地の安い地方都市や、自治体をあげて観光に力を入れている地域、外国人ウケする観光資源が多い場所なども集客が見込め、面白いのではないだろうか。是非、よりよい戸建賃貸の運営と、不動産投資の参考として海外ツーリストの人気スポットは視野にいれておきたい。