あなたの住まいの耐震強度は本当に十分?住宅、そして家族の暮らしを守る構造設計の基本とは!?
2024年元旦に発生した令和6年能登半島地震では多くの木造建築が被害に遭いました。また、地震に限らず地球温暖化による台風や豪雨、またそれらによる洪水や土砂崩れなどの二次災害も多く、こうした自然災害への対策は、日本でのマイホームづくりには欠かせないポイントです。そこで近年注目を集めているのが構造設計の観点。構造計算によって建物の安全性を担保することで、より安心・安全な住まいづくりが可能になります。家族の命を守るのはもちろん、被災後も変わらない家族の暮らしを守るために、構造設計を取り入れてみてはいかがでしょうか。
日本の建築基準法の基準とは
構造設計とは、建築物の構造の強度を確保するための設計のこと。構造設計がしっかりとなされることで、地震や積雪などの災害により建物が倒壊することを防ぎ、安全性能が確保されます。
しかし、現在の日本の建築基準法では、構造設計が必要とされるのは大型の木造建築のみとされており、一般的な木造住宅は構造設計が行われずに建てられるのです。実際に、国内に建つ住宅のおよそ80%の木造住宅が構造計算なしで建てられていると言われています。
その理由は、建築基準法が考える建物の安全性とは「人の命が守られる」ことを基準としており、家の破損、そしてそれによる従来の暮らしの継続までは想定されていないため。また、被災によって住宅そのものはもちろん、家具や家電、財産をも失いかねません。地震保険の補償内容も全壊、半壊等の被害レベルで変わり、住めない状態にもかかわらず納得のいかない査定が行われ、補償金額に不満を訴える例も多くみられます。
長く続く家族の安心の暮らしを構造設計が支える
地震に限らず、地球温暖化が引き起こす自然災害など、わたしたちの暮らす環境は刻々と変化しており、既存の法律の基準では家族の大切な暮らしが守れるとは限りません。
家があるからこそ思い描くライフスタイルが実現できる。マイホームは完成がゴールではなく、そこから続く家族との暮らしを守ることが大切です。40年、50年とこだわりの住まいで家族との豊かな時間を送るために、構造設計の視点を取り入れてみるのはいかがでしょうか。
三次元立体解析がより自由で安全な住まいづくりを可能にする
地震に対する安全性を高める構造検討方法には4種類あり、同じ耐震等級でも構造検討方法が違うと地震に対する強度が異なります。
多くの場合平面のモデルで計算する二次元解析が主流ですが、吹き抜けやステップフロアなどデザイン性の高い複雑な構造の建築では、二次元解析では細かく解析できない部分が出てきます。
そこで、木造建築の構造設計に特化した「楓構造研究所」によって新たに設けられたのが「三次元立体解析」。こちらの大きな特徴は、実際の家の形をそのまま揺らしてみることができるということ。こうすることでどのような形状の建物でも計測ができ、一部への力の集中やズレ、ねじれなどを見つけ出すことができるのです。これまでの解析では求められなかった安心、安全の根拠を示すことで、長く住み続けられる家を実現するためのより精密な耐震シミュレーションが可能になります。
楓構造研究所では、公式yotubeチャンネルにて構造設計についての動画を配信中。木造住宅の課題や主宰・古賀健朗による住まいづくりへの想いなど、新たな気づきが満載のムービーは、マイホームを考えるすべての人にヒントを与えてくれるはず。こちらも是非チェックしてみてください。
また、楓構造研究所のオリジナルパンフレットでは、図解付きでわかりやすく構造設計の仕組みを紹介。動画と合わせて、手元に残しておきたい必見の解説書です!
楓構造研究所で、後悔のない住まいづくりを
家族の命、そして長年続く家族の安全な暮らしを支える家づくりには、構造設計は欠かせない要素です。「安全に根拠を与える」をモットーに、本当の安心・安全な家づくりを目指す「楓構造研究所」なら、形状に限らず、こだわりの住まいに安全性もプラスできます。デザイン性、機能性に加え、安全性にもこだわることで、真の理想の住まいが完成します。家族の暮らしを一生涯支える後悔のない住まいづくりのために、構造設計を取り入れてみるのはいかがでしょうか。