唯一無二の漆喰を作ることができる、世界シェアNo.1を誇る塗り壁「Sto(シュトー)」の魅力を深堀
casa carinaを象徴する、清潔感のある白い壁。どこか温かみが感じられるこの壁には、世界95ヵ国での使用実績、ならびに世界シェアナンバー1を誇る塗り壁「Sto(シュトー)」が使われている。
そんなStoには、どのような魅力があるのだろうか。今回はSto正規代理店、株式会社匠屋の代表・宮澤和彦さんにお話を伺った。
sto正規代理店・匠屋の代表取締役・宮澤 和彦
長野県に拠点を構える、株式会社匠屋の代表取締役・宮澤 和彦さん。左官工事や、壁材の販売(Sto正規代理店/ヘイムスペイント正規代理店/セニデコ/シェルクレイ)、外壁リフォーム、家具・雑貨の販売などを行う。
質の良さに惹かれて、Sto一本に
ーー本日はどうぞよろしくお願いいたします。会社を設立される前後くらいからお話を伺いたいと思いますが、もともと匠屋さんは何年に始まったのでしょうか。
会社を設立したのは、平成23年ですね。その前の20歳くらいの時から合わせると、かれこれ24年くらいになります。サイディング職人を経て、左官の仕事を始めました。
ーー会社設立時は、左官業一本でやられていたんですか。それともサイディングも?
その時は両方受けていましたね。日本のメーカーさんが出している塗り壁や、サイディングメーカーさんが売っているものを使用していました。今は左官でいうと、Sto一本。取り扱い始めたのは、まだ会社を設立していない、今から15年くらい前のことです。
ーー完全にStoメインになったのは会社を設立してから、ということですね。
最初は、基本的に並行輸入の材料を扱っていたんです。並行輸入している会社があったので、そこの仕事を受けたりしていました。
ーー実際に使ってみたら、良い材料だった?
何年か使っていく中で、クレームが少ない材料でした。その時にちょうどcasa carina などのcasaシリーズとの出会いがあって、進むべき道を考えるきっかけになりましたね。正直、並行輸入品だとグレーな部分もあるので、そこはお客さんに対してちゃんとしたものを提供していくのが、僕らの仕事なのかなと思い、正規の材料を使っていこうと決めました。
そして、今は正規販売施工店に。木材の住宅でStoを扱っている代理店さんは他にも数社ありますが、1番うちが販売してると自負しています。
割れや汚れに強く、長いものだと18年も持つ
ーー改めて、Stoが持つ魅力と特徴を教えてください。
塗り壁の1番のネックは、割れや汚れが出てくる点。お客さんがどうしても懸念されるところなんですが、そこを解消してくれたのがStoでした。そこに惚れ込みましたね。
ーーStoといえば、撥水効果があるのも特徴です。よく蓮の葉の話をされますが、実際どれくらい効果があるのでしょうか。
僕が知っている中で、今1番長いところでは18年ほど持っているようです。
ーー機能は維持しながら?
蓮の葉の表面って、毛羽立っていますよね。Stoもそれと同じで、その毛がなくならない限りは機能面も落ちないです。ちなみにドイツでは、20年周期でメンテナンスしてるらしく、60年くらい持っているところもあるみたいですよ。日本でも今までで、藻やカビの被害は聞いていません。
ーー工務店さんが塗り壁にしようか、その中でもStoを選ぼうか検討するときは様々なケースが考えられますが、普通はいろんな会社を資料請求するものなのでしょうか。
工務店さんは、色々な塗り壁を見て検討していると思います。他社を含めいろんな特徴があるので、良い良いものを探しているのが事実。違うものを長年使っていて、新しいものを探す動機は汚れが多いのでは。うちを選ぶ方は、コストで比較するよりも性能で比較する方が多いです。
ーー他の材料とStoを比べても、坪単価ではそれほど変わりませんよね。
そうなんですよね。Stoの方が少し高いですが、メンテナンスなども含めて考えて、長い目で見たら安いと思います。
ーーStoは寒い地域にも強いんでしょうか。
基本的に、5度以下の場合は塗らないように制限をつけています。(本社がある)長野県も結構寒いんですが、覆ったりジェットヒーターとかで温度を高めたりして、冬対策をしていますね。あとは塗るのは午前中だけにするとか、その辺は職人さんの肌感覚。冬場に材料が凍った事例はまだないです。
Stoの面白さは、同じものが二つとして生まれないところ
ーーStoを通して、日本の家づくりを良くしたいという思いもあるのでは。
もちろん、日本の家を格好よく見せたいという思いはあります。うちでは800色ものカラーから選べるようになっていますが、どうしても日本では白やベージュなど無難な色を選びがち。いろんな色を楽しんでもらいたいですね。
ただ、いま問題としてあげられているのが職人不足。職人さんたちがしっかり利益をとって、次の人材育成をしていければ。そこが建築業界で懸念されているところなので、もっと盛り上げていきたいですね。職人さんの格好いいところを若い人にもっと見せて、「なりたい」と思ってもらいたいです。
ーーいま左官職人は減っている?
絶滅危惧種、のような……。高齢化が進んでいて、若い職人さんが少ないです。サイディングが出てきたときにも、減りましたね。そのときは左官からサイディングに転換した人も多かったです。
ーーどうしても一般的には、塗り壁の何がいいのか分かりにくいと思います。宮澤さんが考える、左官職人に仕上げてもらう良さとはなんでしょうか。
同じものを二つとして作れないところが、面白いですね。同じ職人が塗っても、二度と同じものは作れません。どうしてもコストは高くなりますが、結果的にサイディングでも10年周期でメンテナンスが必要。一方塗り壁は初期コストは高いかもしれないけれど、持ちがいいのでコストパフォーマンスも良いのでは。そして工業製品ではない、人の手で作っているという温かみも感じられます。仕上げているのは、「人の手」ですからね。
ーー住宅も工業製品している中で 職人さんの手が加えられる数少ない部分でもありますね。最後に宮澤さんにとって、Stoとは?
「笑顔の源」じゃないですかね。お客さんを笑顔にするのが僕の仕事だと思っているので、Stoを通じて、みなさんに笑顔になってほしいです。
そんなStoを取り扱う、株式会社匠屋の資料は公式サイトから請求が可能。カタログやサンプルを受け取ったのち、説明会でStoの特性などを知る流れとなる。日本で、そして世界から注目されている塗り壁「Sto」を検討したい人は、気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。