【建築家に聞く10のアイディア】新時代の効率的空間”ダイニング&キッチンの新しい役割”

暮らしに求める「豊かさ」も、生活習慣も、家族の数だけあります。たとえば、家族の食事。忙しい平日は簡単にすませるけれど、時間にゆとりのある週末には、料理をつくることも食べることも家族みんなで楽しむ、というスタイルも増えてきました。 ここでご紹介するのは、ダイニングとキッチンの機能をひとつに集約させるというアイディア。様々なメリットは、2人暮らしでも、大家族でも、日々の生活をより豊かにしてくれる、嬉しいものばかりです。

とにかく作業の効率性がバツグン

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キッチンを囲むように L 字型のカウンターテーブルを一体化させたダイニング。 体を90度回転させるだけで様々な作業を進められるので、料理を並べたり、食器を片づけたりと、キッチンで調理をしながらテーブルに手が届くため、効率性は抜群です。調理以外にも、お酒を飲みながら料理を作って味わう、片づけをしながら子どもの宿題を見るといった複数の作業を並行して行うことができます。

スペースの削減に繋がり広々としたLDKになる

https://hash-casa.com/2019/11/21/designfloatinghouse/

キッチンをダイニングと一体化することで、ダイニング部分のスペース削減となり、限られた敷地をより広々とした空間に仕上げることができます。リビングとの一体感も生まれ、家族それぞれが互いの時間を過ごしつつ、コミュニケーションが生まれやすい空間になります。

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また、カウンターの高低差をつけることでシンクや調理場が見えづらく、生活感を抑えられます。

キッチンを拡張できるカウンターキッチン

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ダイニングカウンターをキッチンと同素材で揃えることで、手入れや料理がしやすい作業台としても活用できます。食器の数が多くなりがちな大家族や、ホームパーティーを楽しみたい人にとってもおすすめのスタイルです。

生活の利便性を生み出し、より柔軟で豊かな時間の使い方を可能に

家族のコミュニケーションの中心の場になりつつある“キッチン”。作業のしやすさや収納といった機能性はもちろん、ダイニングと一体化することで生まれるメリットは多くあります。「キッチンの中にダイニングがある」という発想が、生活の利便性を生み出し、より柔軟で豊かな時間の使い方を可能にしてくれるはずです。