【建築家に聞く10のアイディア】洗面渋滞のストレスを解消する”ホテルライクな洗面コーナー”

洗面所は、家の中でも渋滞率が高いスペースです。朝は洗顔や歯磨きといった身だしなみを整える時間が重なりがちで、帰宅したら手洗い、うがいなどで家族が頻繁に利用します。一般的な住宅では、洗面所と脱衣所が一緒の間取りが多いのですが、その場合、誰かがバスルームを使っていると洗面所が利用できなかったり、反対に洗面所に誰かがいるとバスルームから出られず不便を感じることもあります。ストレスが溜まりやすい「洗面渋滞」を解消する方法は、洗面スペースを独立させることです。たとえば、リビングのコーナーとして存在させるというアイデア。ホテルライクなデザインや和の趣を感じさせる演出など、リビングのインテリアとの兼ね合いも考慮して洗面スペースをコーディネートすれば、そこだけ生活感が出てしまう心配もありません。心地の良い住まいの洗面スペースには、どのような工夫がみられるのでしょうか。

洗面台を2つ設ける

特に家族が多い場合は、洗面ボウルを2つ並べることで家族が並んでゆったりと使うことができます。タオルやソープディスペンサーといった小物も含めて、洗面スペースを全体で捉えてデザインしていくと、より洗練された印象になるでしょう。間取りによっては閉塞感が感じられる場所であっても、観葉植物を飾ったり、採光や照明をうまく利用することで、存在感を抑え、軽やかな印象になります。

全員がアクセスしやすい住宅の中央に配置する

https://hash-casa.com/2021/10/07/horizononestoryhouse/

こちらの住宅では、2つの個室の中央に洗面台を配置。家族全員がアクセスしやすい建物の中心に洗面スペースを設けることで、身支度や食事など様々な動線の途中に立ち寄ることができ、家族それぞれのスムーズな身支度が叶います。こうしたオープンな場所に洗面スペースを設ける場合は、洗面ボウルやカウンターなどを、家族の好みやインテリアとの統一性などを考慮して選ぶことが重要です。

洗面台+ミラーを広く設ける

https://www.design-casa.jp/works/archives/24

こちらの住宅では長い洗面台とミラーを設置。大きな洗面台とミラーがあれば、家族が同時に身支度を進めることも可能に。朝の身支度はもちろん、お風呂上がりのスキンケアなど、意外と過ごす時間の長い空間だからこそ、広々とした洗面スペースは日々のストレスを減らしてくれます。

独立洗面スペースのすすめ

洗面スペースを独立させることで脱衣所の使い勝手がよくなることはもちろん、オープンな場所に持ってくるからこそ、誰に見られてもいいように、家族同士で常にきれいにするという意識も芽生えます。意外にも、工夫次第で日々のストレスを大きく減らせるスペースなので、様々な視点で検討し、理想の洗面スペースを手に入れてみてはいかがでしょうか。