多拠点居住が可能なトレーラーハウス「mobile casa(モバイルカーサ)」の魅力と生かし方

マイホームを建てることは多くの人の夢であるものの、気に入った家ごと引っ越したくなっても一旦建ててしまうと移築は難しく、お金もかかる。古くなった家を解体するにも、相当の出費を強いられるだろう。そんな弱点を克服できる建物がある。それが、トレーラーハウスだ。従来からトレーラーハウスは利用されているが、中でも居住性と機能性に優れたトレーラーハウスの「mobile casa(モバイルカーサ)」に注目が集まっている。

トレーラーハウスとは?

トレーラーハウスは居住性の高い家だが、あくまでも車両扱いで固定資産税などの税が免除される。トレーラーに乗せてどこにでも移動できる多拠点居住型の住み処と言えよう。トレーラーハウスは、一定の広さがある固い地盤の平地であれば、大体どこにでも設置が可能だ。特にリゾート地などで余暇を楽しむ目的に適していると言われる。トレーラーハウスは簡易な造りで重量が軽く、地震にも強い。かつてはトレーラーハウスと言えば欧米からの輸入物しかなく、乾燥した気候の欧米で作られて輸入されたトレーラーハウスは湿潤な気候の日本では劣化が速いと言われていた。しかし、次第に素材も改良され、日本の気候に適したトレーラーハウスも出回るようになっている。

mobile casaの魅力

人気が高いmobile casaは、多拠点居住が可能というトレーラーハウスの特長以外にも様々なメリットを備えている。トレーラーハウスとはいえ、従来型の建物と同様の柱と梁を組む工法を用いて作られており、地震だけでなく強風にも耐えられる構造だ。また、サッシ・屋根・外壁の断熱性も一般的な家屋に劣らず、冷暖房のエネルギーを節約できる。エアコンや換気扇といった設備も完備しており、快適な生活が可能になっている。さらに無駄な空間がなく、洗濯機の上にもロフトが設置され、広い居住空間を確保している。

mobile casaの生かし方

古くなった建物の処分に困っていてかつ新築の建物も建てるつもりがない場合、古くなった建物を取り壊して、その跡にmobile casaを置くと有効な土地活用が可能になる。2つのmobile casaを並べてウッドデッキで繋げれば、2世帯の家に一体感が生まれるだろう。天気の良い日には、ウッドデッキに2世帯が集って屋外の食事を楽しむこともできる。子ども世帯が引っ越すことになって一軒が不要になっても、一軒だけ解体することは簡単だ。

mobile casa(モバイルカーサ)の魅力を生かせば、快適で自由な生活を手に入れられる

mobile casa(モバイルカーサ)は、基礎工事や建築確認といった手間を省くことができ、生活拠点を自由に移動できる生活アイテムである。mobile casa(モバイルカーサ)の魅力を知り、上手く生かせば、土地に縛られることなく快適な生活を送れるだろう。一般的な家屋と同様に、充実した設備や断熱性を備えたmobile casa(モバイルカーサ)は、リモートワークが普及する現代型のライフスタイルにも適していると言えよう。