タイニーハウスで暮らすユニークな人たちを描いたロードムービー「simplife(シンプライフ)」

アメリカ西海岸から広がった「タイニーハウス」は、日本でもじわじわと認知され始め、ただの流行りではなく「身の丈の暮らし」という新しいライフスタイルの要素になりつつある。しかし、小屋やモバイルハウスと言ったハードの面は形としてわかりやすいのでSNSなどでも広がりやすいが、その本質であるシンプルなライフスタイルというのは、まだまだハードルが高いと思っている人が多いだろう。

では、タイニーハウスで暮らす人たちはどのようなライフスタイルを送り、どのような理由でそのライフスタイルを選んだのだろうか?

タイニーハウスで幸せに暮らす人たち

タイニーハウスで暮らす人たちを描いた「simplife(シンプライフ)」は、タイニーハウス自体というよりもそこで暮らす人のライフスタイルや価値観を伝えるロードムービーだ。このムービーはそのユニークで新しい幸せの形がよくわかる。

このムービーで紹介される人たちは皆、自分たちのアイディアでモノやお金、周辺環境との関係性をデザインしている。より良い暮らし方とは何かを考え、多様なライフスタイルを選択していて、その幸せが伝わってくる。

「量より質」「モノより体験」と言った近年見直されつつある価値観が、タイニーハウスと共に共存している。アイディア次第で家という単位より、より大きな自然や人と繋がり、従来の住宅にはない豊かさを手に入れられる可能性がある。

自然と繋がる暮らしを自ら作る

ここで紹介されるタイニーハウスは、ワークショップなどでDIYによって建てられるものもあり楽しそう。DIYなどでみんなと創作しながらコミュニケーションが取れることも、スケールの大きくないタイニーハウスの良さだろう。

そして、このムービーの中でインタビューされた住人も自身の価値観の変化を語っている。大きな家に無理して住むよりも、身の丈に合った小さい家「タイニーハウス」でシンプルに暮らすことの大切さに気付いたようだ。

 

「simplife(シンプライフ)」は、大量生産・大量消費の時代も終わり、より良い体験や暮らし方の時代を先取った人たちライフスタイルを学ぶことができるロードムービーだ。タイニーハウスの可能性を発見できることはもちろん、自分のライフスタイルを見つめ直すきっかけになるだろう。

残念ながらタイニーハウスの見学会も兼ねたこのロードムービーの上映会は終了してしまったようだが、自主的な上映会は募集中とのこと。

URL : http://simp.life