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アメリカ・シアトルのユニオン湖に浮かぶ家「フローティングハウス」

アメリカ北西部最大の都市・シアトルのユニオン湖には「フローティングハウス」と呼ばれる湖に浮かぶ住宅がある。湖にかかる桟橋に繋がれたボートのようにおしゃれなフローティングハウスが連なっている。

トム・ハンクスとメグ・ライアンによるラブストーリー映画「めぐり逢えたら」で主人公トム・ハンクスが住んでいたのが、シアトルのフローティングハウスだ。

フローティングハウスは土地の少なく水辺が多いオランダやベルギーが本場。だが、ここシアトルのようにフローティングハウスが密集している場所は珍しい。

小さくても開放的で広々としたフローティングハウス

今回訪れたのはフローティングハウスが並ぶ桟橋の一番奥、大きい屋根と木の外壁が特徴のモダンな家。綺麗に植栽が配置された庭のようなデッキがオープンな雰囲気。

デッキを通じてエントランスから中へ。入ってみると両脇に部屋があり絵画も飾られ、ここが湖の上だということを忘れるくらい普通のおしゃれな住宅だ。

細く短い廊下を抜けると、三角な天井がそのまま吹き抜けになった天井の高いリビングダイニングキッチン。正面の大きな開口とトップライトで明るく開放的な空間になっている。窓の外には湖が広がっていて、水辺に住んでいる感じがして気持ちいい。

センス良いインテリアで心地よい生活

水の上でもここでしっかりと生活できるような一般的な住宅と変わらない設備や大きさを持ったキッチン。無骨な設備も木の多いインテリアに合わせてコーディネート。

トップライトの下で明るい食卓を囲めるダイニング。木製のテーブルトップにスチールの足を持つ大きなテーブルに籐の椅子とアルミの椅子をセンス良くスタイリング。

湖の上であってもシアトルの人たちが好きなファイアープレースとして薪ストーブが設置してあり、家族が集まる場所として温かみが感じられる。

山小屋のように小さくても落ち着く空間

ロフトになった部分はマスターベッドルーム。山小屋のような感覚で低い天井が落ち着くスペースだ。

ベッドの反対側がリビングスペースの吹き抜けになっていて、リビングの大開口を臨む。

ロフトへと続く階段には、湖の向こう岸の風景が絵画のように切り取られ、木彫りの馬の彫刻が飾られていた。

小さい空間が逆に落ち着くもう一つのベッドルーム。

水回りも小さいけれど機能的。

水辺と一体になれるデッキ

リビングダイニングの大開口の先には、水辺と一体になれるデッキがありここにもセカンドリビングとして屋外用の家具が設置されていて居心地がいい空間に作ってある。

植栽もおしゃれで盆栽のような日本を感じるものも。

腰の高さまで降りてくる軒がより建物を守ってくれるような感覚のファサードだ。

 

フローティングハウスは水の上に作る上に専門の職人さんの手が必要なため、もちろん建築コストは大きい。常に水に浸かっている状態のため、台風や大雨での増水や揺れへの対策などメンテナンス費用もバカにならない。それでも不動産価格が高騰しているシアトルでは所得が高い層に人気で、やはりそれだけの価値があるということだ。

#casa 編集部

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