ジョージ・ネルソンによる名作照明「バブル・ランプ」シリーズ。

ジョージ・ネルソン | Via : royal-furniture.co.jp

1946年から20年間にわたりハーマンミラー社でデザインディレクターを努めたジョージ・ネルソンは、当時無名だったチャールズ・イームズとレイ・イームズ夫妻、イサム・ノグチなど同社のデザイナーとして起用し、自身もネルソン・クロックやプラットフォーム・ベンチなど様々な作品を残している。建築家やデザイナーとしてはもちろん、建築雑誌の編集長を務めるなどアメリカモダニズムの創始者であるとも評される。

今回紹介したいのはそのジョージ・ネルソンによる名作照明「バブル・ランプ」シリーズ。

MoMAの永久保存コレクションに選ばれた「バブル・ランプ」

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「バブル・ランプ」シリーズは、1952年ジョージ・ネルソンによりデザインされ、MoMA・ニューヨーク近代美術館の永久保存コレクションに選ばれた。シンプルながらもユニークなフォルムから幻想的な光を照し出す。

日本ではあまり知られていなかったが、世界中で商業的にも成功をおさめている。ポップな印象のミッドセンチュリーモダンの中でも普遍的なデザインを併せ持つため、現在でも住スペースだけでなく色々な場所で使われ、世界中で支持され続けている。

現在でも職人が手作業で製作

シェード部分は、現在でも職人の手作業により細いスチールフレームに特殊なプラスチックをスプレーでコーティングするという、生産開始当時と変わらない工程により作られている。制作開始当初から使用しているオリジナルを継承しているスチールワイヤーを曲げるための治具を使ってスチールワイヤーを回転させ、特殊なプラスチックをスプレーを吹きかけていく。スチールワイヤーとスプレーされたプラスチックが一体化し、和紙のような質感とプラスチックの弾力性を兼ね備えたバブル・ランプのシェエードが完成する。

柔らかい印象を与えるバブル・ランプ

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和紙のような質感とプラスチックの弾力性を兼ね備えたバブル・ランプは、空間に柔らかい印象を与えるため、色々な空間にマッチする。モダンなインテリアにはもちろん和紙の雰囲気もあるため、日本的な空間にもコーディネートが可能だろう。

また、多彩な「バブル・ランプ」シリーズのラインナップは、使用する場面も色々な想定ができる。もっともポピュラーなソーサーペンダントライト以外にボール型やシガー型、ペア型など多様な形状がある。天井の高い空間にはトリプルランプフィクスチャという複数のバブル・ランプが連なったものもいいだろう。

 

現在も愛され続けるジョージ・ネルソンによる名作照明「バブル・ランプ」シリーズ。インテリアコーディネートに使ってジョージ・ネルソンのデザインに触れてみては。

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