exhibition

本日より国立新美術館で開催!過去最大級の個展「安藤忠雄展-挑戦-」は見所満載!

住吉の長屋をモチーフにしたエントランス

日本を代表する建築家・安藤忠雄の過去最大級の個展「安藤忠雄展-挑戦-」が本日9月27日より東京・六本木にある国立新美術館で開催。安藤忠雄は1941年大阪に生まれ、「住吉の長屋」で日本建築学会賞を受賞。センセーショナルなデビューを飾り、住宅から公共建築、日本から世界へと活躍の場を広げ、1995年にはプリツカー賞を受賞し、今もなお世界各国で意欲的に活動している。彼の挑戦の歴史と未来への展望、またその日常に迫る。

原寸大の「光の教会」は圧巻の空間体験!

再現された「光の教会」内部、十字架のスリットにはガラスが入っていない

今回の展示会最大の目玉と言っても良いのが、教会建築を紹介した「光」のセクションの屋外展示スペースに出現した原寸大の「光の教会」だろう。「建築とは体験である」と語る安藤忠雄の想いを形にしたことになる。実際に空間の中に身を置くと静寂の中に光の十字架が現れ、圧巻の空間体験を得ることができる。

屋外展示スペースに建てられた「光の教会」

鉄骨造にプレキャストコンクリートのパネルで作られた「光の教会」は、大阪府茨木市にある実物と異なり十字架のスリットにガラスが入っていない。そのため。ダイレクトに光が射し込む。安藤忠雄が思い描いた姿がこの展覧会で実現した。

「都市ゲリラ」として設計活動した住宅作品の数々

「原点/住まい」のセクション

「原点/住まい」のセクションは、「都市ゲリラ」として設計活動を開始した「住吉の長屋」から近年の住宅作品までずらりと模型や図面、スケッチが並ぶ。安藤忠雄自身が原点と語る住宅建築は、都市住宅や狭小敷地、邸宅まで幅広くすべてが美しい。

これまでの住宅作品の模型や図面、スケッチが並ぶ

フォトジェニックな数々の住宅作品は、必ずしも住みやすいとは言えないが、それを楽しんで暮らしている人もいるそう。安藤忠雄の住宅作品は、全てをコントロールし快適に暮らせるようにできている現代の住宅のアンチテーゼでもある。

大型の模型や手書きのスケッチなど興味深い展示

ヴェネチアの「プンタ・デラ・ドガーナ」の模型

「余白の空間」や「場所を読む」、「あるものを生かしてないものをつくる」セクションでは、国内外のビッグプロジェクトを紹介。大型の模型やスケッチ、映像によるプレゼンテーションは迫力があり、見応え十分。

ヴェネチアにある「プンタ・デラ・ドガーナ」やパリで進行中の「ブルス・ドゥ・コメルス」など歴史ある古い建築を再生するプロジェクトを「あるものを生かしてないものをつくる」セクションで紹介。

「上海保利大劇院」の模型

上海の「上海保利大劇院」や東京・表参道にある「表参道ヒルズ」など近年のプロジェクトも大きな模型や映像で紹介。

「直島の一連のプロジェクト」の空間インスタレーション

巨大な模型と巨大スクリーンに映し出される映像、川崎昭(mouse on the keys)による音楽で展示される「直島の一連のプロジェクト」の空間インスタレーションは、幻想的で引き込まれるものがある。

ガンを克服し、なお挑戦し続ける安藤忠雄

ギャラリートークで話す安藤忠雄

7年前に胆嚢、胆管、十二指腸にガンが見つかり手術し、2年前にもガンで脾臓と膵臓も全摘した安藤忠雄。ギャラリートークでは、ガンのことすら笑いに変える”安藤節”が炸裂。「人の心に残る建築を作ろうという思いでやってきた。希望と勇気と夢を持ってまだまだがんばる」と語り、ガンを克服し、なお挑戦し続けるバイタリティを見せつけた。

続く開会式では、写真家・荒木経惟氏や元日本代表サッカー選手・中田英寿氏、俳優の片岡鶴太郎氏など数多くの著名人が訪れた。挨拶を任された小泉元首相は「臓器を五つ摘出しても毎日1万歩歩いている。私は変人と呼ばれるが、安藤さんは超人。挑戦する心を持ち続けて欲しい」と語った。

世界放浪の記録

プロローグには設計活動を始める前に世界を旅した際のスケッチを展示。安藤忠雄の原点を垣間見ることができる。

安藤忠雄事務所の再現

また、安藤忠雄の事務所。アトリエを再現し、彼の日常を伺うことができる。

 

原寸大の「光の教会」や「直島×安藤忠雄」の空間インスタレーション、住宅作品など設計資料など見どころが満載。「安藤忠雄展-挑戦-」は27日(水)から12月18日(月)まで。是非、安藤忠雄の挑戦の歴史と未来への展望をご覧ください。

国立新美術館開館10周年 安藤忠雄展-挑戦-

会期:2017年9月27日(水)〜12月18日(月)
休館日:火曜日
開館時間:10:00~18:00(金曜日・土曜日〜20:00)
※9月30日(土)、10月1日(日)は22:00まで
※入場は閉館の30分前まで
入場料:一般¥1,500
会場:国立新美術館 企画展示室1E + 野外展示場
東京都港区六本木7丁目22−2
主催:国立新美術館、TBS、朝日新聞社
共催:安藤忠雄建築展実行委員会
後援:一般社団法人 東京建築士会、TBSラジオ

#casa 編集部

#casa 編集部

住まうこと、個性的で豊かな暮らし方の紹介、建築家や著名人へのインタビューなど毎日更新中!

「暮らしとデザイン」をテーマにしたWEBマガジン「#casa」(ハッシュ・カーサ)。

casa cube

いつまでも誰にとっても美しい、

シンプルな四角い家