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ミラノデザインウィーク2017に出展した「bud brand(バッドブランド)」今年も注目度が高い!

昨年同様、「bud brand(バッドブランド)」の展示ブースは新進気鋭のデザイナー達が集まるトルトーナ地区のSuperStudioのという場所の「SuperDesignShow」だ。目の前にはMilano Design Award 2017で最高賞を受賞した吉岡徳仁氏とLG社のコラボレーションの展示スペースもある。ミラノサテリテ(アウトオブサローネ)の中でも最もレベルが高い場所と言ってもいいだろう。

bud brand(バッドブランド)2017のテーマは「モバイル(=可動性)」

人間が利便性を考える上で「モバイル化」は欠かせません。近年の代表的なものでいうと携帯電話やノートパソコンなど。さかのぼると、腕時計や折りたたみ傘がそうです。これらはいずれも人の暮らしを大きく変え、今もなお進化し続け生活に浸透しているプロダクトです。
今回のテーマでいう「モバイル」とは、電子機器やアプリのようにデジタルを前提としたものではありません。例えば、いつでもどこでも休憩できる何か。パーティできる何か。遊べる何か。など、日常では携帯する発想がないものや、本来は大きすぎてあまり動かさないものを「モバイル化」することで『これがあれば、もっと楽しい!』といった、利便性だけでなく面白さや意外性をカタチにするユニークなプロダクトをイメージしています。今、持ち運ばないことが当たり前になっているものをモバイル化することで、日常の暮らし方や感じ方が変わる─そんな、夢が広がるアイディアを幅広く募集いたします。

近年、住まい方にも「小屋」や「コンテナハウス」などが重要キーワードとなり、よりモバイル(可動性)化を意図したデザインが多くなったことは単にトレンドというわけではない。むしろ、住まい方や働き方などを見直す時代になり、ライフスタイルが大きく変化したことにデザインも適応していくことが求められた結果だ。

今年も難しいテーマながらも注目度が高かった「bud brand(バッドブランド)」の作品を紹介していく。

引き出しがそのままモバイル化された「Mobile Drawer」

日本の伝統的な家具である「桐タンス」がそのまま木製のトランクになったという発想の「Mobile Drawer」は、微妙にカーブしながらスタッキングができるようにデザインされているので身体へのフィット感と機能性が同居した形体となっている。

コンセプトを語る松尾建設株式会社の青木隆一社長

また桐という軽量でありながら日本的な素材を取り入れたことにより、モダンでありながら「和」や「日本」を感じさせている。

参考 : http://www.bud-brand.com/#modal-object-1

日本の折り紙は未来のモバイル「ORIGAMI-BOX」

考えてみれば日本は昔から風呂敷をバッグとして使っていたし、モバイル性の高いデザインは数多くあったのだろう。そんな日本の折り紙に着目した名前もそのまま「ORIGAMI-BOX」という作品。

折り紙自体が近年海外でも人気で、会期中は幅広い年代、多くの人の興味を引いていたのも印象的。折り紙は未来のモバイルかもしれない。

遊び心を含めて解説するスムトコ設計の満原さなえ氏

日本人が好きなお風呂、見方によっては庭用プール!?も再現。様々なサイズのモックアップを用意してあり、その多様な使い方もおもしろい。

参照 : http://www.bud-brand.com/#modal-object-2

不定形なお皿が食事をデザインする「White Lotus」

Via : http://www.bud-brand.com

雪のように白い花が咲いたような、印象の不定形なお皿「White Lotus」は食事を豊かにするためにデザインされた。

陶器なのに薄く作られた「White Lotus」は重なり合う姿が可愛らしく、工業製品というようりも、やはり植物のような有機的な印象。白くて、光を透過し温かみや冷たさが伝わるほどの薄さの波佐見焼は、その特徴を最大限活かされたデザインに昇華された。

コンセプトと苦労を語る人の力設計室主宰の小林哲治氏

最も、2mmほどの箇所もある陶器としてはありえない薄さは同行した菊祥陶器の職人の木下博昭氏も語っていたが、相当苦労したそうで、赤ちゃんや豆腐を扱うごとく慎重な工程が続いたみたい。なのでミラノに持って来るのも相当な神経を使ったのでは…!?

参照 : http://www.bud-brand.com/#modal-object-3

 

次回、まだまだ注目の作品が多数の「bud brand(バッドブランド)」を紹介していく。

昨年の作品は下記を参考に。

bud brand – バッドブランド

#casa 編集部

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