美しい日本家屋「casa amare」に映える、美しい伝統工芸品の食器

「100年経ても美しい日本の家」をコンセプトにした家造りを手がける「casa amare」に住まう人が、同じく100年間愛し続けられる食器とはどんなものがあるだろうか。

普遍的な日本家屋の美しさや、人が住まう家としての機能美にこだわる家には、拘りの技法でつくられた製品がよく似合う。そんな「用の美」と、日本建築と同じく「伝統」を重んじてきた美しい伝統工芸品に触れてみたい。

宝石のように美しい「江戸切子」

05261548_4dddf7b314dad出典:http://www.alexcious.com

江戸時代後期に製作された江戸切子は、薩摩切子と共に、江戸期の すぐれたガラス工芸品として広く知られています。江戸末期に江戸で始まったカットグラス工法のガラス工芸・細工である江戸切子は、伝統工芸に認定されているガラス工芸。

繊細な菊の模様は、江戸切子の職人の中でもごく一部の限られた職人だけが施すことの出来る洗練された技術であり、インテリアとして飾っておきたいほど美しいガラス工芸品。

漆の艶感がみずみずしい輪島塗り

nimonowan2-2-1出典:http://www.ryuuha-wajima.net

漆の艶感が美しい輪島塗り。漆器生産の歴史は古く、平安時代の遺跡からも漆製品が発掘されていたほど。現在のような輪島塗が作られるようになったのは江戸時代前期で、すでに今日の輪島塗と寸分かわらぬ工程で作られていたとされている。

輪島塗は厚手の木地に生漆と米糊を混ぜたもので布を貼って補強し、下地を何層にも厚く施した「丈夫」であることも知られている。食器のみならず箱など生活に根ずいたものが多い。

別名「いまり」とも呼ばれる、有田焼。

02出典:https://www.japandesign.ne.jp

有田焼は別名「伊万里(いまり)」とも呼ばれ、ガラス質を多く含んだ陶石が原料で、砕いたその粉を練り合わせて焼いたものが磁器をいう。

白磁の命ともいえる磁肌の白さときめの細やかさは日本のみならず、海外の方のファンも多い。絵柄の美しさもさることながら、何を盛り付けても引き立たせる艶感と乳白色はいまも多くの人に愛されている。

 

日本の伝統工芸品いかがだっただろうか。「用の美」という日本の伝統をいまもなお伝える美しい工芸品たち。また同じく日本建築の美しさを伝える「casa amare」の空間にきっと違和感なく溶け込むことだろう。