大和美溢れる「casa amare」にオススメな照明、イサムノグチの日本の「AKARI」

日本の建築には、昼の明るさ、夕方の明るさ、そして夜…というように、障子にうつる影の模様や満月の灯を楽しむお月見など、時間帯によって変わる光を利用して「光と影」を楽しむ文化があります。

室内も同じく、灯によって空間を落ち着いた雰囲気で統一したり、床の間などの間接照明で住まう人の心を和ませてくれます。このときに独特の「光と影」のコントラストを演出してくれるのが「和風照明」です。

今回は「和風照明」がさらに空間を引き立たせる、日本の大和美を追求する「casa amare」に合う和風照明の巨匠「イサムノグチ」の作品をご紹介したいと思います。

和紙から漏れる灯が美しい、巨匠イサムノグチの「AKARI」

showroom_img02出典:http://www.ozeki-lantern.co.jp

彫刻家イサムノグチが35年をかけて生み出した、200種類以上もの照明「あかり (AKARI)」シリーズ。鏡餅や茄子などモチーフに和紙で作られた照明たちは、日常を幻想的で優しいAKARIで包みます。

lineup_img02出典:http://ozeki-lantern.co.jp

1951年、長良川の鵜飼見物のため岐阜を訪問したイサム・ノグチに、当時の市長が戦後低迷した提灯産業の活性化のために協力を求めのがきっかけ。提灯工場(現・株式会社オゼキ)を見学し、製作工程や材料について理解したその晩、さっそくデザインを起こします。

1951年代の初期は提灯の上下に口輪のついたものだったり、竹ヒゴの感覚が均一で目が細かい物でしたが、1963年には竹ヒゴが不規則に巻かれたDシリーズが生み出されました。

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また、多種多様な形をしたNシリーズ(Nwe AKARI)や、竹ひごを使わず和紙を折りたたんだ際に生じるシワの陰影を魅せるシンンプルなPシリーズ(plain)がAKARIが加わりました。

小型サイズのテーブルランプから大型のフロアランプまでAKARIシリーズは、ベッドサイド、サイドテーブルの上、フロアなど場所や用途や好みにあわせて様々なデザインを楽しむことができます。

イサムノグチの穏やかな灯と凛とした明るさのある作品は、大和美溢れる「casa amare」の室内空間をより一層美しく引き立たせ、住まう人を温かく優しい灯で包んでくれることでしょう。